こんにちは、あらいたです。
Stay Home期間中は、普段より過去の画像データを見返すことが多くなりました。
この機会にあらためて感じたのは、自分の撮影する写真はフレーム内を人物が横切る構図が多いなあ、ってことです。
GR III, Pmode, 1/320s, F4.5, ISO1600.
冷たい小雨の中、マンハッタンのクリスティーズ前にて。トリミング処理しています。
人のシルエットは、それだけで視線を誘導する作用もあります。
特にストリートスナップにおいては、無機質になりがちな写真に生活感や体温のような温かさを与えてくれるアクセントにもなるようです。
そんなこともあってか、撮影場所を決め、人がフレームインするタイミングでシャッターを切った写真が自然と増えてきました。
(以前に投稿した この記事とも、関連していますね。)
GR II, Pmode, 1/350s, F5.6, ISO100
画面奥はライン川(ドイツ)です。川沿いは自転車の他、犬の散歩やジョギングする人も多く格好の撮影ポイント。
Henri CartierーBressonを引き合いに出すまでもなく、フレーム内に効果的に人の姿を配置することで、見る者の心を惹きつける作品をのこしている写真家は、古今東西たくさんいます。
Saul Leiterも人を添景として扱うスナップ写真の名人ですね。彼の作品は帽子や傘、曇ったガラスなどで人物の全体像が見て取れない描写が多々あり、ミステリアスな魅力に引き込まれます。
GR III, Pmode, 1/250s, F4.5, ISO200
めずらしく東京近郊で降雪があった日、自宅近くにて。都合よく赤い傘の人が通ればいいな...って思っていた矢先の出来事です。
現代のストリートスナップではCraig Reillyさんに要注目です。
人物のシルエットを巧みに取り入れた作品は、構図、色彩、光と影の取り入れ方、どれを取ってもうっとりするような素敵なものばかりですよ。
そして、最後にちょっとだけお知らせです。
今日、日本時間の22時から、リコーイメージングヨーロッパのYoutubeチャンネルで、Samuel Lintaro Hopf さんと僕の対談企画があります(英語での対談になります)。興味ある方はぜひ見てみてください。
7月17日(金)の「GR meet online」も、引き続き参加申込み受付中です。
(あらいた)