こんにちは、みにゅう です!
昆虫写真シリーズ、夏、秋、春、とBLOG記事を書いてきて、2年目の夏を迎えました。
春には近所で虫を見つける楽しみを書きましたが、その後も身の回りで沢山の珍しい虫、美しい虫を見つけては撮影を続けています。子どもたちはだんだん一緒に来てくれなくなりましたが…。
今回も新しく出会った虫などを紹介します。(苦手な方、ごめんなさい!)
紹介したいものはたくさんあるのですが、今回は「メタリックな輝きを持つ虫」をテーマにお送りします。
GR III, P mode, ISO800, 1/80sec, F3.5, -0.3EV, WB:Auto, 35mmクロップ, レタッチ(レベル補正)
まずは体色の美しさでピカイチの「タマムシ」。その羽を使って工芸品が作られるほど。憧れの甲虫ですがなかなかお目にかかれません。
ところがある日「お父さん、家の前にタマムシみたいのいたよ!」といって娘が捕まえてきました。
おぉ、お手柄だぞ娘、わかってるね!
体長約4cm。生きてるのを捕まえてじっくり観察したのは人生2度目。至福です。GR III もその美しさを捉えてくれました。
GR III, P mode, ISO400, 1/200sec, F3.5, WB:Auto, 50mmクロップ, レタッチ(トリミング)
春には幼虫の顔しか見ることのできなかったハンミョウですが、7月になって同じ場所で成虫の姿も見ることができました。
アゴ周りがゴツイですね、さすが肉食。体表に細かい縞模様と金属光沢があります。
「ニワハンミョウ」という種類のようです。
GR III, P mode, ISO1600, 1/40sec, F4.0, -1.0EV, WB:Auto, 50mmクロップ
これはクサカゲロウ。柔らかくて繊細な羽の翅脈がはかなげ。
マクロで拡大して初めて気づいた眼の輝きが素敵です。
GR III, P mode, ISO400, 1/250sec, F4.5, WB:Auto, 35mmクロップ
公園の水辺で見つけたイトトンボ。水色~薄緑色のカラーリングが美しく、腰の部分はメタリックブルーです。背景がきれいにボケてくれました。
GR III, P mode, ISO200, 1/200sec, F4.0, -0.3EV, WB:Auto, 50mmクロップ, レタッチ(トリミング, レベル補正)
タマムシもすごいけど、このハエのメタルっぷりもすごい。アシナガバエの仲間。GRを構える姿が胸部に写り込んでいます。羽も虹色の輝き。
5mm 程度しかない、小さな小さなハエ。自然の造形の神秘を感じます。
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僕はもともと「観察」することが好きな性格で、虫でも花でも、未知なものを見つけてはこれはなんだろう? と調べて、へぇぇこれだったのかと感心して覚える。そういう作業の繰り返しが楽しくて飽きないんですね。
小さな世界に切り込む手段としてGR のマクロという機能を手に入れてから、それまで知らなかった世界が目の前に広がって、楽しくってしょうがない。
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最後はクイズ形式で。
今の時期、草場でときどき見かける白くてカサカサしたもの、つまみ上げてみるとこんな形をしてるんですが、なんだかわかりますか?
GR III, P mode, ISO400, 1/125sec, F6.3, -2.0EV, WB:Auto, 50mmクロップ, レタッチ(トリミング, レベル補正)
答えは「カマキリの脱皮した抜け殻」です。成虫になるまでに数回の脱皮を繰り返すようです。
細い触覚も脚も鎌のトゲトゲも、先端まできれいに抜けて残っているのが驚き。
中身の方は、体が大きくなってセミを捕まえているカマキリがいました。
セミのほうが大きいのにすごいな。たくましく育っています。
GR III, P mode, ISO200, 1/250sec, F2.8, -1.7EV, WB:Auto, 35mmクロップ
猛暑の8月から9月へ。そろそろ暑さが和らぐことを期待して。
それではまた!
(みにゅう)