GRist41人目は写真評論家のタカザワケンジさんです!
写真評論家として写真雑誌や各種メディア、最近ではオンラインでのライブ配信などでもご活躍されており、現在CALOTYPEでもワークショップの講師をされています。
新たな写真表現を追求されているタカザワさん。次回の写真展がとても待ち遠しいです。
旧GR BLOGの記事も合わせて見てくださいね。
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すべて写真にしてしまう
タカザワケンジ
カメラがフィルムからデジタルに変わって、メモ代わりに何でも写真にするようになった。
GRは私にとって最強のカメラでありペンでもある。メモ代わりならスマホでいいという意見もあるだろう。私だってスマホも使う。しかしペンに書き心地があるように、撮り心地は重要だ。
スマホは電話、あるいは小型のコンピュータだから写真を撮るのには適していない。持ちやすさ、物理的なボタンの押しやすさ、シャッタータイムラグのなさ──GRが手放せない理由だ。
掲載した写真は「非写真家3.0 こぼれた水をコップにもどす」から。自分の写真展を複写して展示し、さらにその展示を複写して展示するというもの。
展示の複写はGR IIIで行った。GRはすべてを写真にしてしまう。それもクオリティ高く。
写真評論家、ライター。
1968年群馬県生まれ。
早稲田大学第一文学部卒。会社員を経て、97年からフリー。
「新聞・雑誌に評論、インタビューを寄稿。『Study of PHOTO -名作が生まれるとき』(ビー・エヌ・エヌ新社)日本語版監修。金村修との共著『挑発する写真史』(平凡社)。
写真集の構成・解説に渡辺兼人写真集『既視の街』(東京綜合写真専門学校出版局、AG+ Gallery)、石田省三郎写真集『Radiation Buscape』(IG Photo Gallery)ほか。
東京造形大学非常勤講師。
IG Photo Galleryディレクター。
>>IG Photo Gallery