GRist 43人目は、田中長徳さんの登場です!
GRシリーズ初代から、とても関わりの深い、長徳さん。
「GR SNAP WEEKEND(3/19-20)」にも出演してくださいます。
GR1から25周年を迎える今年、最初のGRistとして登場いただけることに感謝です。
旧GR BLOGと合わせて、ぜひご覧ください。
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GRシリーズが4分の1世紀。これはすごいことだ。
25年前GRシリーズの最初のフィルムカメラが登場した時、私はこれこそ本物の写真家が手ぶらで撮影に行く道具であると言うことに感動した。
それで先輩の写真家の皆さんにGRシリーズをお勧めしたのである。ロバートフランクさんとか、森山大道さんであった。本物の写真家はカメラは軽い方が良い。視神経そのもののような見えない軽い小さなカメラが理想であると、あのアンリカルティエブレッソンも語っている。
ブレッソンが受けた最後のジャーナリストからのインタビューで、大写真家はインタビュアーが持っていたペンタックスのコンパクトカメラに興味を示してそれをジャーナリストから奪い取って逆に彼らを撮影したというのが、ビックイベントになって当時ジャーナリズムの大きな話題になったこともある。
これらの写真は2017年12月6日の日に馬込を訪問したときのショットである。GRデジタル開発のトップのNさんに会っていろいろお話をした後、楽しく馬込のスナップショットをやった良い天気の午後であった。
田中長徳 Chotoku Tanaka
1947年東京生まれ
写真家 エッセイスト
1995年からリコーGRシリーズで世界中を旅した
50年間の東京のスナップショットをまとめた 「Today Tokyo 1964/2020」を4月末まで ギャラリーバウハウスで開催中