こんにちは、いなばです。
GR IIIxが遂に発売されましたね!
SNSを通してGR IIIxで撮影された皆さんの写真を「上手いなぁ」「こんな撮り方も良いなぁ」と、ワクワクしながら見させて頂いています。
そんな写真の中でポートレート撮影にGR IIIxを使われてる方も居られて、そういえばGR IIIでポートレート撮影に挑戦したなぁ(過去記事はコチラ)と思い出しちゃいました。
そこで今回はGR IIIxでポートレート撮影に挑戦してみたので、その写真を枚数多めで紹介していきますね。
そして発売前のテレコンバージョンレンズGT-2(以下テレコン)の試作品もお借りする事が出来たので、テレコンを使用した写真も紹介していきますよ!
GR IIIx Avモード F2.8 SS1/40 ISO2000 EV+1.0 AWB ビビッド
気心の知れた役者さんが快くモデルを引き受けてくれたので、さっそくレンズの描写を見る為に前ボケを入れて撮影(小雨だったので傘差してます)
クセの無い素直なボケでうるさい感じも無く好印象。調子に乗って同じ場所で更に前ボケ増量で撮影。
GR IIIx Avモード F2.8 SS1/40 ISO1250 EV+1.0 AWB ビビッド
この時は瞳/顔検出のおかげでピントは顔にシッカリ。手前の草花が綺麗に前ボケとなってモデルさんを引き立ててくれました。
カメラは花壇の草花の中に差し込んで撮影しています。コンパクトなGRシリーズだからこそ出来る撮り方ですね。
そうそう、GR IIIxのレンズはGR III同様に解像度が非常に高くポートレートでは写りすぎるなぁと思ったので、今回の掲載写真は全てRAW現像時に明瞭度-4/シャープネス-2にしています。
恐るべしGRレンズ!
GR IIIx Avモード F2.8 SS1/40 ISO500 EV-1.0 WB白色蛍光灯 ビビッド
このカットは雨を避けられる場所に移っての撮影。
暗い場所で照明も一方向からなので明暗の差がハッキリな場所でしたがシッカリと描写してくれました。
モデルさんの顔が画面の端にある構図でも変に伸びたりしないのが40mmの良いところですね。モデルさんとの距離感も目で見ている時と変わらない感じで構図決めが楽でした。
GR IIIx Avモード F2.8 SS1/40 ISO400 EV0.0 WB CTE スタンダード
ここからはテレコンを使って別日に撮影したカットを紹介していきますね。
まずは比較の為にテレコン無しで撮影。奥行きを持たせるように背景を入れると40mmというよりも35mmっぽく撮れますね。
被写体との距離や構図によって結構印象が変わるのが40mmの面白いところかな。
GR IIIx Avモード F2.8 SS1/40 ISO640 EV0.0 WB太陽光 ビビット
テレコンバージョンレンズ GT-2使用
こちらは同じ場所でテレコンを使って撮影。
背景のガラスに写り込んだ照明のボケ具合がかなり大きくなるのと、玉ボケが綺麗なのに感動。
画角がさらに狭くなるので、背景も整理される感じです。
そしてテレコンを使って撮影したとは思えない解像感も凄かったです。
GR IIIx Avモード F2.8 SS1/40 ISO200 EV0.0 AWB ソフトモノトーン
テレコンバージョンレンズ GT-2使用
気のせいかテレコン使用時の方が瞳/顔検出がバシバシ決まる感じがしたのですが、画面に占める被写体が大きいからかな?
瞳/顔検出が決まるとピントに不安なく撮れる感覚が良いですね。
そうそう、今回の撮影でソフトモノトーンとポートレートの相性が良い事に気づかされたので、今後もう少し深堀してみようと思ってます。
GR IIIx Avモード F2.8 SS1/50 ISO200 EV0.0 AWB ソフトモノトーン
テレコンバージョンレンズ GT-2使用
こちらもソフトモノトーンですがシェーディングを+4にして更に柔らかい印象にしてみました。
テレコンで撮影すると、更に被写体が浮き上がってくる感じですね。
テレコン使用時のハンドリングですがテレコンにちょっと手を添えれば全く不安なく軽快に撮影出来ました。
実は今回の撮影はテレコンをアダプターGA-2に着けたままで頻繁に着脱していましたが、ストレスなくリズムよく撮影出来たので「今日はテレコンで撮影!」と決めつけずに普段から一緒に携帯するのが私のおススメです!
GR IIIx Avモード F2.8 SS1/400 ISO200 EV0.0 AWB スタンダード
最後は40mmに戻って撮影。
カメラ内のトリミング機能が充実したので、このカットは1:1の縦横比で若干回転させています。ポートレート写真には、このトリミング機能も重宝しますね。
眼鏡を掛けたカットですが、瞳/顔検出でピントバッチリでした!
さて、ポートレート撮影をしてみて改めて今回の写真を見返してみると、初めは結構被写体に寄ってのカットが多めですね。
撮影枚数をこなして行くと、段々とその場の雰囲気も入れた写真に変わっていきました。と言うか、入れたくなっちゃいました。
やっぱりポートレート撮影していてもGRはスナップシューターでした。まさにスナップポートレートですね。
肩ひじ張らずにスナップ感覚でのポートレート撮影は楽しいですよ!
是非チャレンジしてみて下さいね!
それではまた!
モデル:若尾 桂子(役者、脚本家、演出家)twitter : @keiko_wakao
撮影協力:(有)フリーエス HP : https://free-es.net/
(いなば)
*写真はすべて試作機で撮影しています。