GRist 53人目は、柊サナカさんの登場です!
カメラと写真好きの作家さんとして活躍されている柊さん。さまざまなメディアでカメラや写真についての執筆をされており、ご自身のSNSでは、GRで撮られたスナップもたくさんご紹介いただいています!
そして、昨日(2月17日)、新刊として「天国からの宅配便」(双葉社)を発売されたとのこと!4章に写真部とカメラのエピソードが掲載されているそうですので、みなさん、書店でぜひ。
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時はmixi全盛期。本格的にカメラをやってみようと思い立ったわたしは、カメラごとにコミュニティがあるのを知り、いろんなカメラの部屋を覗いていました。その中で距離感が心地よく、かっこいい写真が集まっており、いいなと思ったのがGR。それから日記のようにGR DIGITAL IIで撮ることを始め、GR1、GR III、GR IIIxと、GRはずっとわたしのよき相棒です。
財布と、スマホと、GR。ジョギングにもキャンプにも持っていきます。
あっすごい飛行機雲! と思ったらもう右手にGR。ちょっとでも心が動いたら、そこにカメラがあってほしい、そういう思いにぴったり寄り添ってくれるのがGRなのだなと。
日常はうつろいやすくて、すぐに記憶からこぼれ落ちてしまいます。
バナナの葉の色合いも、水の反射も、雪景色も、GRでひとつひとつ切り取って、宝物のように持っておきたいと思います。
柊サナカ
作家。香川生まれ、兵庫育ち、東京在住。2013年、「このミステリーがすごい!」大賞、隠し玉としてデビュー。谷中の老舗クラシックカメラ店を舞台にした連作短編、カメラミステリー小説「谷中レトロカメラ店の謎日和」全三巻(宝島社)をきっかけに、写真・カメラ雑誌で執筆。走馬燈写真を撮る、特別な写真館の物語「人生写真館の奇跡」(宝島社)等も。
2022年2月17日「天国からの宅配便」(双葉社)発売、4章に写真部とカメラのエピソード。7月頃に、写真学校の女子三人組、大判カメラのユーモアミステリー発売予定。
Photo&Culture,Tokyo PCT「柊サナカのカメラ沼」週刊連載中。
https://photoandculture-tokyo.com/