あらいたです。
高解像・高コントラストでキレのある画質がGRの魅力ではありますが、時にはふんわりと柔らかな描写を楽しみたいこともあります。
そんな時、露出設定とあわせてポイントになるのが、画像仕上設定の選び方。
特に、 [キー] や 3種の [コントラスト]、さらに [明瞭度] を細かく調節すれば、ソフトなトーンの仕上がりにすることも可能です。
今回は、僕が普段から撮りためている写真の中から、やさしく、柔らかい光が印象的なものを集めてみました。
GR III, AV mode, 1/10s, F6.3, ISO200, Positive Film
とあるイベントスペースの風景。
ポートレート撮影に利用したくなるくらいの素敵な自然光が射す場所でした。
GR IIIのイメージコントロールから、詳細設定項目の [明瞭度]をあえて最低側 (-4) に、さらに全体の階調を整えるため、コントラストやシャドー補正を調整しています。
こうすることで、ハイライトがいい塩梅でにじむような仕上りになってくれます。
以下の写真も同様な調整を適宜行っています。
GR IIIx, AV mode, 1/1640s, F3.2, ISO200, Vivid
木々の葉を抜け、古民家の漆喰壁に辿り着いたやさしい光。
それ自体がソフトな光源でもある木漏れ日は、軟調な表現と相性が良いモチーフです。
GR IIIx, AV mode, 1/30s, F2.8, ISO800, Vivid
在宅勤務による運動不足解消のため、夕食後の散歩は僕の日課となっています。この写真も自宅近所で撮影したもの。
手前の看板を接写することで、街灯やクルマのライトがきれいな玉ボケとなりました。
GR III, AV mode, 1/13s, F7.1, ISO400, Positive Film
これもお気に入りの一枚です。
ハイライト部分に人影が入ると、写真にぬくもりが宿るように思えます。
さてさて、三月です!
寒い冬が終わり、穏やかな日差しが降り注ぐ陽気になってきました。
やわらかい早春の光は、GRでスナップしていきましょう。
(あらいた)