こんにちは、朝倉です。
3/10(木)に発表した「GR IIIx Urban Edition Special Limited Kit」、皆さんご覧いただきましたでしょうか?
商品企画の岩崎さんの記事 にもある通り、都会のストリートスナップというのがテーマの一つになっています。
田舎出身の僕にとって、都会はいつまでも憧れでもあり、ちょっと背伸びしてカッコイイ写真を撮りたい、その象徴ともいえるのが都会のスナップ。
Special EditionページのSNAPS作品や、Urban Editionの製品ページに掲載されているトーマス・ハラさんの作品を見ていたら「よし、自分も!」と思いますが、なかなかすぐに上手く撮れるわけではないので、日々鍛錬です。
GR IIIx,Pモード,ポジフィルム調,ISO100,1/200sec,F3.5
都会のスナップを撮るとき、いつも頭に入れている(というか自然とそうなる)のが、
・いつでもGRを持っている
・とにかくたくさん歩く
・街を観察する
この3つのことです。
都会の街は、変化が激しくて、昨日見た景色が今日にはもう変わっていることもある。
今しかない、最高の瞬間に出会うために、たくさん歩いて、その街の変化をじっくりと観察して、紡ぎ取っていく。
いつ出会えるかわからないその時に、シャッターを切る準備ができていることが大切なんじゃないかなと思います。
GR IIIx,Pモード,ポジフィルム調,ISO200,1/500sec,F5.6
あとはカメラの設定。
今回のUrban Editionには「スナップ距離優先モード」という新しい露出モードが入っていて、まさにストリートスナップを撮るのにうってつけの機能ですが、まだしっかりと使えていないので、そのあたりはまたおいおい。
朝倉が街でスナップを撮るときには、以下の2つの設定を使い分けています。
1つはじっくりと撮る設定。
これが普段から一番よく使う設定で、朝倉のスタンダード設定です。
じっくりといっても、設定や構図をバッチリと決めて、そこに思い通りの被写体が来るまで待って…というような、時間をかけてじっくりというわけではなく、あくまで撮る時にはパパッと撮るのですが、被写体との距離感やシャッターを切るまでの時間に余裕のあるような場合の撮り方という感じです。
こちらは特別な設定をしているわけではなく、
・露出モードはP
・フォーカスモードは「オートエリアAF」
・イメージコントロールは「ポジフィルム調」
という、いたってシンプルなモードです。
一番、融通が利いて、一番、使いやすいので、都会の街で出会ったどんな被写体にも対応できます。
GR IIIx,Pモード,ポジフィルム調,ISO100,1/125sec,F2.8
もう1つは素早く撮る設定。
こちらは、とにかく設定を気にせず、瞬間的にシャッターを切りたい時。
こういう時はいつも、街をどんどん足早に歩いて、たくさんのものを拾い集めていく、そんなスタイルで撮る時が多いです。
設定としては、
・露出モードはMにして、シャッタースピード 1/500s、絞り F8.0、ISO AUTOに設定
・フォーカスモードは「スナップ」でスナップ撮影距離は2.5mに固定
・イメージコントロールは「ポジフィルム調」
という感じです。
この設定、GR IIIもGR IIIxも同様にしているのですが、GR IIIxの場合、スナップ撮影距離が2.5mだとちょっと手前過ぎて、無限遠までパンフォーカスにならないんですよね。
今度のUrban Editionには、「スナップ距離優先モード」と共に、スナップ撮影距離に3.5mが追加されるので、この上記設定でスナップ撮影距離を3.5mにすれば、GR IIIxでもパンフォーカスでの撮影が可能になるので、今から楽しみです。
GR IIIx,Pモード,ポジフィルム調,ISO200,1/400sec,F5.0
というわけで、今回は都会のスナップを撮るときに心がけていることとカメラの設定についてお話しました。
スナップ距離優先モードをはじめ、Urban Editionの発売と同時に新しく追加になる機能については、岩崎さんの記事のPart 2で詳しくお伝えしますので、どうぞお楽しみに。
都会の街に出る時って、「撮影に行く」というよりは、仕事や買い物みたいに何かのついでに行くことが多いので、そういう時こそ、GRの本領発揮なのかなと思っています。
都会のかっこいいスナップを撮れるよう、これからもたくさん撮りたいと思います。
それでは、また。
(朝倉)