こんにちは、いなばです。

街中を歩いていて、気になるモノを見つけると撮ってしまう事って多いですよね？
それがスナップの醍醐味でもある訳ですが、私の場合は気が付くと必ず撮っていて撮影枚数がやたら多い”場所”があります。
前回の記事では好きな構図の話をしましたが（ コチラ）今回は好きな”場所”の話をしてみたいと思います。

それがコチラです！

何ですかコレ？
と、お思いの皆さんも居ると思いますが、街中の「スキマ」を撮るのが好きなんです。

人が通れない様な細い「スキマ」や、ギリギリ通れる様な「スキマ」が街中には沢山あります。大抵は建物の外壁同士の「スキマ」なのですが、外壁の作りや日の差し込み加減で様々な表情を見せてくれるのが面白く、ついつい撮ってしまいます。

外壁の個性の対比も面白いですね。
左の外壁はガラス張りのツルツルですが、右の外壁は空調の出っ張りが規則正しく並んでいて、全く違う個性がこれだけ近くに対峙しているのが不思議な感じで面白いです。

こういった「スキマ」を撮る場合は陰影がハッキリしている場合が多いので、[測距点と露出の関連付け]をオンにして測光モードを[中央重点]で撮影しています。測光モード[スポット]でも良いのですが、この辺りは好みの問題もあるので色々と試してみて下さいね。
フォーカスモードは通常[オートエリア]にしていますが「スキマ」撮影の時はタッチパネルによる測距を多用しています。

さて「スキマ」の外壁の個性は形だけではありませんよ。

対峙している外壁の一方だけがビビットなカラーで塗られている「スキマ」が、結構多いんですよ！
この写真の外壁は配管まで全てブルーに塗られているのが面白いですね。「スキマ」の中まで入ってみたかったのですが、入られる状態では無かったのでここはグッと我慢。

逆に、1枚目の写真の「スキマ」は中に入れたので「スキマ」の奥から入り口に向かって撮ってみました。

何か私の変な趣味をさらけ出している様で、ちょっと恥ずかしくなってきましたが、皆さん大丈夫ですか？付いてきてくれてますか？笑

もう少しお付き合いくださいね.....

「スキマ」メインで撮ろうとした訳ではなく光と影の対比を撮ろうとして、その被写体が結果的に「スキマ」だったという写真も沢山あります。
「スキマ」の光と影が主題を際立たせる名脇役となって、迫力が増したり面白さが加わったりと、スナップ写真の楽しさが倍増してきます。

この写真は配管に迫力を感じて撮った写真ですが、暗い「スキマ」から明るい場所に伸びて来る感じが、更に迫力を増してくれていて「スキマ」さん有難うとお礼を言いたくなるスナップ写真になりました。

皆さんも「スキマ」を意識していなくても「スキマ」が写真の魅力を増している1枚があるかもしれないので、ちょっとGRの中を見返して見て下さいね。

最後の写真は「スキマ」からの日差しがスポットライト的に蛇口に当っていたので、思わず撮ってしまった一枚。スポットライトっぽさを際立たせるために、カメラ内トリミングで16:9にしてみました。
主役は蛇口ですが「スキマ」からの日差しも主役ですね。

街中の「スキマ」は何気にスッと通り過ぎてしまいますが、時に面白い光景を見せてくれるので、時々目を向けて頂けると嬉しいです。
単に「スキマ」写真仲間を増やしたいだけな気もしますが...

被写体は街中に無限に溢れています。是非新たな発見をしてスナップ写真を楽しみましょう！


最後に、「GR meet 47」高知会場の参加申し込み受付中です！GRのイベントでは初めての高知じゃないかな？？
気になった方は、ぜひ詳細はコチラで確認ください。ご参加お待ちしてます！


それではまた！

（いなば）