こんにちは、GR official管理人のまちゅこ。です。
今日は、GRistコーナーにも登場いただいている、台湾の写真家 mookioさんがご自身で作られたMovieと、コメントをご紹介します。
日本が大好きだというmookioさん。自分にとってのGR IIIとGR IIIxの存在について、そして、日本について語ってくれています。
ぜひ、ご覧ください!
日本のGRファンのみなさん、こんにちは。私は台湾のフォトグラファーmookio阿黙です。2008年にGR DIGITALを手にして以来、このコンパクトで持ち運びやすいカメラが大好きになりました。これまでGRで撮影した写真集を台湾、香港、中国で7冊出版しています。GRは私にとって最も信頼のおける創作パートナーです。
2013年からは日本旅行に夢中になり、東京や京都によく滞在するようになりました。特に京都での長期滞在中は、毎朝目を覚ますと、さっと布団から出てうがいをし、服を着替え、スニーカーをはいて、GRと出かけます。澄み切った青空と少し熱い日差しの中、ペダルを漕ぐ足に力を入れ、自転車でゆっくりと通りを走り抜けます。ゆるやかな坂を勢いよく下り、角を左に曲がってスピードを上げると、頭が冴えわたってきます。
そんな京都の街が大好きな私は「Kyoto 35 黙拍京都」という写真集も出版しています。そして、台湾の誠品書店やFNACで個展を開催した時は、京都のシェアハウスで仲間たちと過ごした楽しい思い出についての話をしました。撮影に使っているカメラを聞かれると、私はいつも誇らしげにポケットからGRを取り出し、自分に合ったカメラを選ぶことがどれだけ重要かを話しています。
GRを使っているすべての人に物語があり、私も例外ではありません。
カメラ選びの際は、携帯性に優れ、高画質で使いやすく、いつでもどこでも日常生活を記録できるものが自分に最も合っていると考えています。そのため、最終的にGRを選びました。
GRを手にしてからは、日常を中心にたくさん写真を撮りました。私は決して人々を驚かせるような写真ではなく、ただ単に目の前の美しいと感じた物を撮りたいと思っています。
GRを使う時、コンテストに参加したり、雑誌に投稿したりすることは考えません。商業目的ではなく、身の回りの物事の真の姿に集中し、シャッターを切って記録するという、「シンプルさ」を常に保つことで多くの人々との素晴らしい縁に恵まれました。
趣味が高じて、10年以上運営しているGRのFacebookコミュニティや、台湾のGR代理店WZCで開催しているワークショップを通じて、本当に沢山のGRファンと知り合う機会に恵まれました。台湾のGRファンたちは、純粋に写真が好きな仲間達と、台北、台中、台南などの風情のあるエリアで待ち合わせ、散策やおしゃべりをしながら、一緒に写真を撮って過ごすことが好きです。
何がGRの魅力でしょう?それは、新たな機材に買い替えることなど考えず、目に留まったものにしっかりと思考を巡らせ、撮影ができるということです。簡単に言えば、撮影の本質に集中できるということ。いつも思うのですが、GRを通じて、同じ趣味の仲間達と集い、写真を撮ることができるのは本当に素晴らしいことです。いつの日か、台湾と日本のGRist達が一緒にフォトウォークできることを願っています。
写真を撮り始めて何年も経ってから、私は1976年に出版された写真集「William Eggleston's Guide」を見ました。一見、何の変哲もない平凡な日常生活ですが、家の車庫、リビング、夕食、道端で水を飲む犬、車で湖に来た主人と召使い、木の小屋の女の子などの写真にはアメリカ南部の静かな町の光景が映し出されています。テクニックを強調せず、気ままに日常を撮影したようなスタイルで彼が見た物に感じたストーリーを共感することができます。掲載されている48枚の写真は、現在もなおカラー写真の代表作となっています。
GRとともに東京や京都を旅する時は、自分が写真家として表現したいことを記録するのですが、それと同様に、唯一無二の「個人的な写真」も撮影し、見る人の感情や記憶に触れるような写真も追及しています。
このたび、GRの設定からGR IIIとGR IIIxで撮影した作品や、撮影コンセプトについてなど、GRを使った撮影プロセスがさらに面白くなるような8分の短い動画を制作しました。また、第二弾となるGRを使ったストリートスナップの動画制作についても計画中です。GRファンのみなさんと一緒に、写真撮影を楽しんで行きたいと思います。
mookio Chen (阿默)
小型カメラで写真を撮ることを好み、多様なフォトセミナーで日常スナップの楽しさを伝えている。
これまで『GR Digital:極致的浪漫』『RICOH GR 攝影的真言』を含む7冊の写真専門書を出版し、2010年 2012年にはEslite TOP 100 Best Sellerに選定された。2014年のBest 12 Contemporary Photos、2015年と2017年にはProfessional Writer賞を受賞。
Facebookページ「Ricoh GR 浪漫隨手拍」の設立者として、GRファンにも知られる。
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(原文)
各位喜歡GR的日本朋友,你好,我是來自台灣的攝影師 mookio阿默,從2008年接觸GR DIGITAL開始,就徹底喜歡上這一台隨身的相機,也透過GR的拍攝,在台灣、香港與中國出版了七本攝影書籍,GR已經是我最信任的創作夥伴。
從2013年開始,我開始熱愛前往日本旅遊,經常停留在東京、京都等地,每天早晨起床,俐落的翻出被窩,漱口水,換下睡衣,套上嶄新的運動鞋出門,清澈的藍天和微熱的陽光合而為一,騎著腳踏車,用力踩著踏板慢慢穿過大街,遇見緩緩的斜坡輕快的下滑過去,轉角左轉的加速度,令精神的清醒了起來。
因為太喜歡京都這座城市,我也為它出版了一本攝影書「Kyoto 35 默拍京都」,並在台灣的誠品書店、法雅客舉辦了攝影個展,與喜歡拍照的朋友分享日常的快樂;當他們詢問我,是用哪一台相機拍照的? 我都會很自豪從口袋中拿出GR,跟他們述說選一台適合自己的相機,是多重要的一件事情。
每個人擁有GR都會有一個故事,我也不例外。
當初我在挑選相機時,心中有著確定的概念,如果有一台隨身輕便、高畫質、操作性強的相機,能夠能隨時隨地的記錄日常生活,就是最適合我的相機,最終的選擇就是GR。
擁有了GR之後,以日常為主軸的照片就快速的累積,到處旅遊,到處拍攝,從來沒有以拍出驚人照片為志向,只是單純想將眼前覺得美的事物留影。
使用GR的過程中,沒有想過攝影作品可以參加比賽、雜誌投稿、或是更多的商業用途,「保持單純」真的可以讓你獲得更多的東西,除了觀察身邊的人事物,也藉由著按下快門,記錄此時此刻的景象。
透過經營FB的Ricoh GR社團,還有與富堃長期的GR課程合作,認識了許多台灣的GR粉絲,這一群單純喜歡拍照的朋友們,常喜歡相約在台北、台中、台南等富有風情的街道,一邊散步聊天、一邊拍照遊玩。
GR有甚麼魅力呢? 簡單來說,就是讓我們專注在攝影本身,探討你看見了甚麼,並拍下了甚麼,而不必陷入購買器材的迴圈。經常覺得透過GR能夠把相同喜好的朋友,聚在一起拍照,真的是很美好的事情,希望有天,台灣與日本的GRist也能有場共同的散步寫真。
直到多年以後,我翻著William Eggleston《Guide》1976年出版的攝影集,乍看之下,平凡無奇的瑣碎日常,家裡的車庫、客廳、晚餐、路邊喝水的狗、主僕兩人開車到湖邊,小木屋的女孩等照片,表現出美國南方平靜小鎮的景象,看似日常隨意的拍攝風格,不強調攝影的技術性,而是共享他所看見的故事內涵,直到今日,書中的48張照片成為彩色攝影的經典。
當我帶著GR旅行在東京、京都,透過拍攝,記錄以攝影師的觀點記錄我個人的表達,也是追求同樣的事情,將照片成為屬於獨一無二的「私人寫真」,讓觀看照片的人,也能沉浸照片的情感記憶。
這次製作了GR的影片,能更加有趣的呈現我使用GR拍攝的過程,從GR設置講解、GR III 和 GR IIIx拍攝作品,以及攝影觀念的說明,都在短短的8分鐘的影片裡呈現,而目前第二支GR街頭拍攝的影片,也在討論製作中,相信能夠帶給喜歡GR的朋友,享受一同拍照的樂趣。