こんにちは、虫好きの みにゅう です。
8月は苦しいくらいの猛暑が続きましたが、9月下旬に入ってやっとホッとする暑さに落ち着いてきましたね。
今回は夏の昆虫採集の報告という気持ちで、虫とクモの話題です。苦手な方はご容赦を。
仕事前に早朝散歩で近所を歩き、公園や道端で虫を探し観察します。他にも一度、夏休みの子どもたちと一緒に西丹沢の山に行ってそこでも虫を探していました。
どこにでも GR III, GR IIIx を持っていき、いろいろな虫たちを見つけてマクロモード撮影しましたが、それらの中でとくに「色使い」が素敵だと思うものたちを紹介してみたいと思います。
GR III, P mode, ISO800, 1/125sec, F4.5, +0.3EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング)
キバラヘリカメムシ
背中から見ると地味ですが、お腹側が黄色なのと脚の一部が白い色使いが、イタリア製のデザインか?と思うほどイカしてる。
触覚の先端がオレンジ色なのも細かいところまで気が利いています。
GR III, P mode, ISO800, 1/200sec, F4.0, +0.7EV, WB:Auto, クロップ50mm
ハグロトンボ
川の近くでひらん、ひらんとゆったり飛ぶ黒いトンボ。黒の中にもメタリックな光沢があります。
近づくことが難しいのですが、そーっとそーっと息を殺してにじり寄って、翅(はね)の翅脈(しみゃく)模様まで鮮明に撮影できました。造形の妙に見とれます。
GR III, P mode, ISO800, 1/125sec, F2.8, -0.3EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
ジャコウアゲハの幼虫
初めなにかの実かな? と思いましたが虫でした(上方が頭)。全身を覆う黒のイボイボの先に赤い点。腰のあたりに白い帯。雨に濡れて一段と鮮やかに見えます。
成虫は大型の黒いアゲハチョウ。気にしてみると晴れた日には近くをひらひら飛んでいました。
図鑑にしかいないかと思っていた虫が、実は近所にいる!それらは小さいので見つけにくいけど、よく見れば、いるんだ。
なぜこんな色や模様に、と不思議に思い、驚かされたり魅了されたりしてしまいます。GR はその魅力を写し取ってくれる。
* * * * * *
さて次は「クモ部門」へ。
GR III, P mode, ISO800, 1/400sec, F5.0, -1.0V, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング)
ウロコアシナガグモ
緑色の透き通った体に光が当たり、腹部のウロコ模様が輝いています。
ショウブの直線的な葉の上、ランウェイを歩いているかのようにかっこよく撮れました。
GR IIIx, P mode, ISO200, 1/250sec, F4.5, -0.3EV, WB:Auto, クロップ71mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
アオオビハエトリ
ハエトリグモの一種。メタリックグリーンな体色の中に鮮やかな赤や青のラインが入っている。脚の一部は金色。どうしてこんなにゴージャスな色使いなのか。
前の脚を振り上げながらちょこまかと動くのを、枝の隙間にカメラを突っ込んで撮影。マニュアルフォーカスでフォーカス位置を GR IIIx の最短距離 12cm にセットし、カメラを動かし追いかけて撮りました。
GR III, P mode, ISO1600, 1/80sec, F6.3, +0.3EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
アズチグモ
真っ白な体で、それが白い花の陰で待ち伏せているというのが小憎らしい。無垢なふりして巧妙なハンター。自分が白いということを認識しているのかな?
頭の一部が逆三角形の仮面のような形をしていて、8個の眼がまんべんなく周囲を見渡せるようそこに配置されている。それは工業的にデザインされた全天球カメラのようです。
* * * * * *
苦手な話題だった方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでいただきありがとうございます。多少とも楽しさが伝わってくれると嬉しいです。
まだまだ暑い日もあるようですが、外出しやすい季節になります。小さな虫たちにも目を向けてみてはどうでしょう。
それではまた!
(みにゅう)