こんにちは、かつです。
あんなに厳しかった残暑から一転、かなり涼しくなりましたね。
今回は、暗闇での星空撮影に欠かせない三脚に施す工夫のお話です。
星空の綺麗な場所は、夜目になっても三脚の足元も判らない暗さです。自身の三脚の足元を蹴ってしまったりすることも。
インターバル撮影中であったりすると、うっかり画角に光がはいってしまう恐れがあるため、ライトで照らすようなことはしたくありません。
小さく光る目印が欲しくなります。
そんな時に便利なのが、釣り用の小さなケミカルライト(サイリウム)です。
最近では、大手の100円ショップでも取り扱っていて、とても入手しやすくなりました。
一番小さな 「25」というサイズですと 8本入っていてランニングコストも下げられます。
GR IIIくらいの袋に入って売られていました。
内容物は以下のような感じ。GR IIIのレンズバリアの対角線くらいの長さです。
片方は折って発光させていますが、室内照明下だとこの程度の明るさです。
三脚の足元に固定するには、髪をまとめるゴム紐が手軽で簡単だと思います。
取り外しがしやすく、三脚の足を縮めたときに邪魔になりにくいです。
上の写真右側は、室内を暗めにして発光状態を撮影した様子です。
沢山の星がみえるような暗闇では、少々明るすぎるかもしれません。そんなときには、紙の切れ端なども一緒に挟んで、発光部分を少し隠してもよいかもしれません。ゴム紐を太めのものにするのも良さそうです。
袋には5時間点灯とありますが、このような用途ですと一晩中十分な光量があります。24時間経ってもほんのり光っているくらいです。
使い始め1~2時間程度が強めの光で、時間が経つにつれて明るさが落ち着いていきます。
ケミカルライトの固定方法について、ゴム紐よりもスマートな方法がないか、もう少し100円ショップを探してみると、以下のようなアイテムをみつけました。
本来は有線イヤホンのケーブルを束ねるためのシリコン製ケーブルバンドなのですが、こんな感じにフィットしました。
シリコンゴムは伸びもよく、もっと太い三脚でもフィットすると思います。
ケミカルライトを固定している穴は、ジャストサイズ過ぎるので少々不安かもしれませんが、ケミカルライトが落ちることはありません。
色の種類も幾らか選択肢があるようです。赤のほかに、少なくとも黒、白、青、緑を見かけました。
こんな感じに、自分なりの固定方法を探すのも楽しみの一つですね。皆さんも色々と工夫をしてみてくださいね。
さて、今年も、年1回に自己制限中の乗鞍畳平エリアに行けました。
予約していた日の前日に台風が日本の近くを横切り、登れるかどうかも怪しい日だったのですが、無事に満天に恵まれました。
F2.8 ISO3200 30sec ローパスセレクタ強、手振れ補正OFF。RAW現像にてホワイトバランスとトーンカーブを調整。
秋になると、深夜2時頃には、東の空に賑やかな冬の星座が姿を現しています。
地平近くに冬の大三角、その右下には三角の小屋が並んだ様子がかわいくてGR IIIで撮影しました。
小屋がわかるよう、オレンジ色の暗いライトで少し照らしています。
GR IIIで星空撮影をする時には、ローパスセレクタ強、手振れ補正OFFをお忘れなく!
そろそろ、冬の星座を撮影するのが楽しくなる季節です。
皆さんも撮影に出かけてみてください。
(かつ)