こんにちは。きょーちゃんです。
ついに新しいGR(GR III)についての情報が公開され始めました!
9/25 にプレスリリースにて開発表明が。
9/26-29 フォトキナ(ドイツケルン)での展示が始まっています。
GR official がスタートして、GR III の開発中であることを 9/25 のプレスリリースまで知らなかった!!(というわけではないのですが)こうやって、お読みいただいている方々と共有できる時が来たことが、僕はとても嬉しいです。
でも、私たちライターも実際に実物と詳細のスペックを教えてもらったのは皆さんとほとんど同じタイミングなんですね。
プレスリリースのほんとにちょっと前のある日。
例によって、社内用の通い箱に入って、それが届きました。
丁寧に梱包された緩衝剤を解いてゆきます。
あれっ?なんか小さいぞ。
手元のGR IIと予備役のGRD 4を探してきて並べてみるとセンサーサイズの小さかったGRD 4とほぼ変わらないですね。
上から、GR II、GRD 4、GR III
実際に手にして見ると、コンパクトさがよくわかります。
レンズの銘板を見ると18.3mmの文字、GRは28mmですから、このサイズにAPS-Cが押し込まれていることがわかりました。
よく見ると、鏡胴部分は変わっているようですね。
見慣れたGRのアイコンともいえる外観。
グリップした感覚は初めて触ったカメラと思えないほど、迷いなく、ダイアルや電源ボタンに人差し指が伸びる安心感。
この辺でいろいろ気になり、プレスリリースの仕様や機能を確認。
大きさの比較は
GR II 117.0-62.8-34.7 251g(バッテリ込)
GR III 109.4-61.9-33.2 257g(同)
GRD 4 108.6-59.8-32.5 219g(同)
手に持った感覚はGRD 4に近く、重さとサイズの関係で密度の高いしっかり感があります。
外観鏡胴の変化だけでなく、レンズは刷新されており(4群6枚<=5群7枚)、レンズ、センサー、エンジンの3点セット刷新はGR史上初とのこと。
一方でフラッシュがオミットされサイズにこだわったのでしょうか。
僕個人ではGRでの撮影時は殆どフラッシュを使う機会がないのですが、GRDから10年以上7代目になっても攻めてきますね。
センサーも有効2,424万画素の新しいものに更新されており、高感度耐性も期待してしまいます。
そして、手ぶれ補正の搭載。
GRにとってはセンサー駆動機構がもたらすメリット(手ぶれ補正、ローパスセレクター)は大きなアドバンテージになりますね。
さらに超音波振動によるダストリムーバルも。
撮影者にとって、より撮影に集中できる、ストレスフリーなカメラになりそうです。
ほぼ同様の機能をもつ弊社一眼レフのセンサーブロックの部品サイズしか見たことのない僕にとっては、この小さなボディにどうやって押し込んだのか想像つきません。
*この辺の苦労話はこれから GR official の中で開発した方からじっくり話を聞けるかも。
GRシリーズとして小回りの利く高画質機の方向性が、新センサー、手ぶれ補正など複数の性能が担保することで、フラッシュを削ってでもサイズを追い込んだのでしょうか。
楽しみです。
それからタッチパネルが搭載されたんですね。
お、ちょっと液晶側は変更がみられますね。
グリップした右手でフルオペレーションできることがGRの強みだと個人的には思っていますが、一方で、スマートフォンのカメラ機能では当たり前のタッチパネルのメリット(再生時スワイプや拡大縮小、撮影時のフォーカスポイント指定)がどれだけGR IIIにも搭載されているのか楽しみになってきました。
最後に。
GR Officialが始まってから、これまでの間、正直にお話すると、僕の中でもモヤモヤしたものがありました。
GR IIからのブラッシュアップでどこまでできるのだろう?
イメージがわかない状態でした。
光学的な性能(明るさ)や 物理的な画質向上(フルサイズ)を両立するとどれくらいのサイズになってしまうのかは、それを実現している他社の製品を見るにつけ、それはGRの軽快さとは正反対になってしまうことも理解できていました。
一方で、小ささを優先して、例えば少し小さなセンサーサイズにすることも、最近のスマートフォンの画質の向上から考えると、やはりスマートフォンと比べて、GR IIIは際立った画質や操作性を確保してほしい…
なおのこと、でき上ってくるもののイメージを浮かべることが僕の中で難しくなってしまっていたのですね。
でも今、目の前にある外観(サイズ、デザイン)と機能を見てGRD初代のときのようにワクワクしています。
旧GR BLOGの最後のエントリーで野口からお話させていただいた<GR 5つのポリシー>を思い出しました。
1.カタログスペックだけの数字競争はしない
2.流行の機能というだけで搭載しない
3.目立たせるためのデザインはしない
4.安易なモデルチェンジはしない
5.いつも挑戦する姿勢を失わない
今回攻めてます。GR使いの一人として楽しみになってきました。
(きょーちゃん)