みなさんこんにちは。
いつもはアプリ担当ですが、今回は商品企画の大久保です。
本日発表させていただいた、特別モデル「RICOH GR III Diary Edition」についてお話しさせていただければと思います。
去年、そして一昨年に出させていただいた、GR III、GR IIIxの特別モデル「GR III Street Edition」「GR IIIx Urban Edition」はポジティブに都市のダイナミズムを撮る Street Photography がテーマでした。
今回の特別モデルは、より身近で落ち着いた、生活をモチーフに、日常スナップにフォーカスして企画しました。
名前は「GR III Diary Edition」。
日記に言葉を記すように、日常スナップをGRで撮影し、撮り溜めた写真からエッセイを紡ぐようにその人の個性を表現していく…“Diary”にはそのような意味を込めています。
毎日の何気ないシーンの写真を積み上げると、日々の生活の細やかな心の機微の記録として、その人だけの物語が見えてくるように思えます。それは文学に例えたら「私小説」や「随筆」、「エッセイ」になるのではないかと思います。
今回、大和田良さんに作品撮影をお願いし、何気ない日常のスナップを撮っていただきました。そして、大和田さんが考える、日常を撮るということについて、コラムを書いていただきました。プロダクトカットも大和田さんに撮影いただいたものです。
私が「GR III Diary Edition」を通じてみなさんに伝えたかったこと、そのものなので、作品と合わせて、ぜひご覧いただけたらと思います。
★大和田良さんの作品とコラム
日々の撮影後に振り返ってみた時に、28ミリの広角ならではの余白に、自分でも気が付いていない物が映り込む面白さを、何気ない日常シーンの撮影で感じてもらえたらと思い、GR IIIをベースにしています。
「GR III Diary Edition」のボディカラーは、例えば普段日常的に持ち歩くステーショナリーのような、生活環境に違和感なく溶け込み、ふとした時に手に取りたくなるよう、どこか温かみを感じるメタリックウォームグレーを選択しました。
グリップはメタリックウォームグレーにマッチするダークブラウンを採用しています。
リングには、輝度の高いナチュラルシルバーを採用。温かみのあるボディ色のカメラに、きりっとした精密感のある機械のイメージを少し加えました。
そして、Special Limited Kit(1月20日発売)には、特別仕様の3つのアクセサリをセットにしています。
一つは、普段使いにちょうど良いフィンガーストラップです。
素材には本体色に合うアンバーグレーのイタリア製の本革を採用し、紐を挟む基部は強度を持たせるためにしっかりと縫製しています。
また、ストラップの形状はカメラから遠い方を幅広にして握りやすく、カメラ側は構えて操作するときの邪魔にならないように狭くテーパー(先細りの加工)を付けています。
次に、いつもお使いのカバンに入れるためのケースとして帆布ケースを用意しました。
使い込むほどに風合いがでてくる日本製の帆布生地を採用しています。
蓋のベルト部分はフィンガーストラップと同じアンバーグレーのイタリア製本革を採用し、ケースの内側もフィンガーストラップの裏材と同じ素材に。Special Limited Kitとしての統一感を大切にしています。
最後に、リングキャップと同系色であるナチュラルシルバー色のメタルホットシューカバーです。
材質は高品質なステンレスです。また、このホットシューカバーにはご自身の好きな文字や定型文字(4種類)を入れることができます。
※刻印サービスには注意事項等がありますので詳細を必ず確認ください。
そして、さらに、今回のモデルにはイメージコントロールに「ネガフィルム調」を新たに加えました。
今回のDiary Editionのコンセプトでもある日常スナップを撮るのにちょうどいい、普段使いのイメージコントロールになれるように考えて調整しました。
この「ネガフィルム調」は、後日公開予定の機能拡張ファームウェアにて、GR IIIとGR IIIxシリーズの全製品でも機能追加となります。
この「ネガフィルム調」をはじめとして、他にもいくつか機能を実装しておりますが、詳しくは次回【Part 2】にて詳しくお話しできればと思います。
このGR III Diary Editionは毎日カメラを持って毎日写真を撮る。そのような生活を思い描いて企画しました。
写真を撮る楽しさをいつも感じられる特別モデルになったと思っています。
日々の生活とともにあるGR。あなたの生活にもいかがでしょうか。
※「RICOH GR III Diary Edition Special Limited Kit」の発売日や販売方法に関しての詳細はリリース文をご覧ください。
(大久保)