【GRist】Vol.58 幡野広志さん

2023.03.03 BLOG

GRist58人目は、写真家 幡野広志さんです!

旧GR BLOGのGRistコーナーに登場いただいている糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」をはじめ、さまざまなメディアにおいて作品掲載や執筆活動をされています。

先日公開したGR TVでは、ワタナベアニさんと一緒に、写真を撮ることや学ぶことについてお話いただいています。

それから、昨年、幡野さんがnoteでGRのことを書いてくださったのですが、その記事と写真もとても素敵なので、そちらも合わせてぜひ!

3%の偶然(note)

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GRに根強いファンがいて人気があるのも知っていたけど、正直そこまで期待していなかったしナメていた。もともとは中判フィルムカメラの露出計とサブ機をかねてGR IIIを購入したんだけど、コンパクトさゆえの機動力と携帯性の高さと性能で中判フィルムカメラよりも活躍している。ナメててスマン、いいカメラです。

写真家はいろんなカメラを使う。正直なところカメラはなんでもいい。写真の内容がカメラで変わることはあっても、写真のトーンがカメラで変わることはあまりない。なぜならRAWで撮影してパソコンで現像をするからだ。憧れる写真家とおなじカメラを使っても「なんか違う…」となる要因はここが大きい。

おなじカメラを使ったところで、おなじような写真が撮れることはない。料理人とおなじ鍋を使ってもおなじ味にならないじゃないですか。料理は味つけで、写真はRAW現像でだいたい決まる。RAW現像で自分の好きな写真家のトーンに近づけてみましょう。それだけで写真がすんごくたのしくなります。
 

 
 
幡野広志(はたの・ひろし)
1983年、東京生まれ。 2004年、日本写真芸術専門学校中退。
2010年から広告写真家・高崎勉氏に師事。 2011年、写真家として独立。
2017年多発性骨髄腫を発病し、現在に至る。

著書「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」「写真集」「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」「なんで僕に聞くんだろう。」「他人の悩みごとはひとごと、自分の悩みごとはおおごと。」 「ラブレター」「だいたい人間関係で悩まされる #なんで僕に聞くんだろう。」
https://note.com/hatanohiroshi

 
 
 
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