「GR meet 47」岡山会場レポートです! (大久保)

2023.04.21 BLOG

GR meet 47 岡山(2月4日開催)のゲスト写真家は、木村琢磨さん。
広告写真(料理、建築、人物)で実績を積み上げてこられた方で、講評会ではテクニカルな話なのにわかりやすく実践的な内容で、勉強になりました。

そんなGR meet 47 岡山が、どのようなイベントであったかをレポートさせていただく、アプリや商品の企画をしている大久保です。今回もよろしくお願いします。
 

今回の「GR meet 47」は中国地方の岡山は倉敷。
個人的には高知、北海道に続く3回目の参加です。
高知は生まれて初めての訪問でしたが、岡山も生まれて初めてです。

倉敷駅。シンプルな形状で構成されていて、シンメトリーでもある。なかなかモダニズムなかっこいい駅舎ですね

 
今回の会場は倉敷駅からほど近くのTSURUGATA BASE1225さんで開催させていただきました。
とても大きく高精細なディスプレイ(某S社製)が備えられていて、写真がとても映える会場です。

TSURUGATA BASE1225さんの外観は小さな煙突付きの小屋をイメージさせるデザインです

地下にある広い空間で写真を満喫できる会場でした。いつものひよこも気持ち増えてきましたね(笑)

 
今回は25名様に参加いただきました。
ありがとうございます。
 
ゲスト写真家は冒頭でもご紹介した木村琢磨さん。木村さんは仕事ではドローンや一眼カメラも駆使します。

1枚目:今回も開場前に並んでいただけました。参加いただき深く深く感謝です
2枚目:GRフラッグと木村琢磨さん。様になっています。GR IIIxにテレコン付きが木村さんのGRスタイルです

 
そして、PhotoWalkのコースの簡単な説明後、出発です。

1枚目:会場で簡単な説明。PhotoWalkのコースは岡山に詳しい木村さんのおすすめコースです
2枚目:それでは出発です。出発時は木村さんを先頭に皆さん一緒です

 
いつも通り、会場に戻ってくる時間を決めさせていただき、コースの説明はしますが、どこに行かれるかは基本的に皆さんの自由です。
 
撮影エリアはこんな感じです(青いハッチング部)。今回もかなり広範囲になったのがわかると思います。

 
AからCのポイントを簡単にご紹介したいと思います。


・倉敷センター街から、えびす通り商店街へ(AからB付近)
会場出発後、木村さんの周りに数名の参加者の方が集まっていました。

1枚目:撮影のコツを直接木村さんから聞く参加者の方々。なかなかない機会ですよね
2枚目:ほどなく皆さんスナップをし始めました

 
・えびす通り商店街から、美観地区入り口まで(BからC付近)
商店街は瞬間、瞬間で表情が変わります。皆さん撮影モードで一瞬を捕まえるべく集中しておられました。

1枚目:教えてもらったコツを実践し木村さんに見てもらい、また実践。皆さん木村さんのコツをどん欲に吸収していきます
2枚目:恵比寿様ですね。撮るしかない感じですね。わかります

 
・美観地区へ(C)
美観地区に入るころになると、皆さんばらけていきました。

1枚目:みなさん、個々の興味の赴くまま様々な被写体を見つけておられるようです
2枚目:美観地区に入ると電柱がなくなります。食事も各自で楽しんでいただけたようです。そして皆さん時間に会場に戻ってこられました

 
午後からは講評会です。
一人3枚まで選んでいただき、木村さんに講評をしていただきました。

いつもながらセレクト中は独特の緊張感ある雰囲気です

講評は参加者全員分きっちりしていただきました。冒頭でも触れましたが、木村さんは テクニカルなことも丁寧にアドバイスをしてくださいました。

例えば、、、
 
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僕はこの写真すごく好きです。僕だったらこのようなシーンだともっと露出をアン ダーにすると思います。ハイライト部に結構強めに光が当たっているので、ハイライト 部がギリギリ白飛びしない程度に全体をアンダーにすると、周りの光量がぐっと落ち込んで行きます。

GRは結構シャドー側の表現、暗部の表現がスッゴイ上手なカメラなので、もっと攻め てアンダー気味に撮っても、暗部の諧調が潰れずにディティールが豊富に残っていま す。 なので、もう1段か2段くらい露出をアンダーにするだけでもっと面白くなるかなと、 そういう気がしました。
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このような感じで、表現の話からテクニカルな話にスムーズに移行してわかりやすかったです。

1枚目:まず3枚のコンセプト(なぜ選んだか何が気になったかなど)を話してから、木村さんが応えます
2枚目:1枚1枚丁寧に講評をする木村さん

  
 
それでは、今回の参加者の皆さんの作品の一部をご紹介します。
 

 
講評会の後は木村さんのスライド&トークです。
 
木村さんのGR IIIxで撮影された写真を見ながら、どのようなプロセスで撮影されているか話されました。

 
木村さんの写真は1枚で閲覧者に訴えてくる力が強く、1枚をいかに仕上げていくか、自分の形をしっかり持たれています。
 
そのため、イメージコントロールはかなりカスタマイズされています。また、GRの使い込みもすごく、内蔵NDフィルターを使い日中でもスローシャッターを切るテクニックをご紹介いただきました。

参加者の皆さんは順々に表示される写真に対して、その都度「おおぉ、、」と歓声が上がっていました。

木村さんの言葉を一部ご紹介します。
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テレコンを使うと焦点距離が伸びて写る範囲が狭まるので光のスポットが当たっているところとか、被写体の部分部分に視線が向きますね。僕はボケの表現は使わないので、絞りは画質が落ちてもf16に絞ることもあります。
僕の場合、画質よりピントの深さを重視しています。画質で作品の良しあしは決まらないので、気にせず撮っています。
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またGRもほめていただきました。
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今までGR IIIの28mmだとスナップ的要素が強かったのですが、40mmになると一気に日常を切り取るのに適した画角になるので、GR IIIxは写真を撮らない日でも普段ポケットに入れることができ、撮りたいときに直ぐ撮ることができるので、“シャッターチャンス最強カメラ”だと思っています。
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木村さん、ありがとうございました!


トーク後はみんなで集合写真です。

 
そして、岡山のGR集合です(GRIII Diary Editionが4台も!)。

 
最後に懇親会です。

素敵な料理と楽しい会話。マスク会食ですが充実したひと時でした。
 
木村さんの音頭で乾杯&皆さんで記念撮影。

 
今回もスタッフはご相伴させていただき、写真やカメラの話を皆さんと、たくさんさせていただきました(大満足)。
 

最後に木村さんの倉敷での作品とコメントのご紹介です。


★木村琢磨さんよりー

まず、イベントの少ない岡山県でこのような公式イベントを開催してくださったことに感謝します。

晴れのくに岡山、ということで青空快晴を期待されていた方も多かったのではないでしょうか?
当日は曇りのち雨ということで最高のコンディションというわけではありませんでしたが、曇りは曇りの、雨は雨の日の写真を楽しむことができます。
皆さんの撮影した作品を拝見させていただき、曇りや雨など関係なし、個性あふれる作品が多く圧倒されました。
GRはシンプルなカメラなのでより皆さんの個性が引き出されたのでは?と思います。

倉敷美観地区は観光地ということもあり写真映えのする建物も多かったのですが、皆さんそれぞれ自分の視点で倉敷美観地区を切り取ってくださり、岡山在住の私としては負けてられないなと思いました。
今回はじめてGRを使ったという方も何名かいらっしゃったのですが、初めて使ったとは思えないほど使いこなしており、驚きました。私よりもGRを使いこなしている方が多くて、私の方が色々と教えていただいたGR meetとなりました。

当日は私はGR IIIxのみ持参しての参加だったのですが、改めてGR IIIxの換算40mmの万能さとテレコンを使った中望遠スナップの楽しさに気付かされました。
私のGRデビューはGR IIIからなのでまだGRist歴は浅いのですが、どこに出かける時も必ず私のバッグの中にはGRIIIxが入っています。完全に日常スナップの相棒ですね。

GRというカメラを通じて多くの方と交流することができ、他県からも多くの方が参加してくださったことでGRの輪が広がったと思います。GR meet 47もまだ半分も行っていないとのことですが…2周目、3周目も楽しみにしています!
 

 
私は3回目の参加なのですが、3か所にはそれぞれの土地の個性がありました。そこにさらに参加者の皆さんの個性が加わることで、撮影される写真はそれぞれバラエティに富んでいてとても面白く参加させていただきました。

みんなでGRを使って写真を撮り、その写真をみんなで見て話をすることで、次の写真をまたとりたくなるという良い循環が生まれているのではないかと思いました。
 
私たちスタッフも皆さんと話ができ、そこから得られた何かを仕事にフィードバックしていきたいと思います。

参加してくださった皆さん、写真の話をたくさんしてくださった木村さん、本当にありがとうございました!

「GR meet 47」はまだまだ続きます。
これを読んでくださっている方のお近くで開催されるときは、ぜひ参加いただければと思います。楽しい体験になると思います。




★Speciak Thanks

TSURUGATA BASE1225


★これまでの「GR meet 47」

・GR meet 47関連一覧
https://www.grblog.jp/article/?tag-name=47


(大久保)



 
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