こんにちは、みにゅう です。
桜の花がわぁぁーっと咲いて、春のお祭り気分が盛り上がりました。それが過ぎるとちょっと一息ついた感じになりますね。
でも花々に休みはありません。桜に続いて華やかに咲きだすのが「ハナミズキ(花水木)」です。
GR III, P mode, ISO200, 1/1000sec, F4.0, +1.3EV, WB:Auto, クロップ35mm, レタッチ(トリミング)
僕が秋田や北海道に住んでいた時には知らなかった花ですが、神奈川県で暮らし始めて街路樹や庭木に植えられているのを目にするようになり、それで好きになりました。今年も近所のお庭で立派な樹が満開の花を咲かせていました。陽の光を反射してとにかく明るい印象があります。
横浜市港北区の花にも制定(1991年)されているそうです。
更にさかのぼると、大正時代に東京からアメリカに桜を贈ったことへの返礼として、アメリカから寄贈された60本の苗木が日本での始まりだとか。
GR III, P mode, ISO200, 1/640sec, F6.3, WB:Auto, クロップ35mm
白いハナミズキをいい感じに撮影するのはなかなか難しい。
眩しいくらいの白い花びら(正確には苞(ほう))が魅力なので、白が白に写るよう露出をあげていくと、雲がある日は空に溶け込んで見えなくなってしまいます。
そうならないために、晴天の日に撮影するのが一つの方法です。
GR III, P mode, ISO200, 1/800sec, F5.0, +1.7EV, WB:Auto
GR III, P mode, ISO200, 1/800sec, F5.6, +2.0EV, WB:Auto, レタッチ(トリミング)
天気はお空の機嫌次第ではありますが、今年は4月9日が快晴でラッキーデイが訪れました。太陽の位置、空の青が濃くなる方向を意識しながら、アングルを変え・距離を・露出を変え…、工夫しながらシャッターを切る楽しい時間となりました。
枝の下に立ち、空に透かして見る構図がお気に入りです。
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ハナミズキにはピンク色の花をつける種類もあります。
色の良さに注目して、ぐっと寄ってマクロ撮影してみるのも絵になりますね。
GR III, P mode, ISO100, 1/250sec, F2.8, WB:Auto, クロップ35mm, レタッチ(レベル補正)
花に近づいて見ると、4枚の苞の先端に小さく切り欠きのようなくぼみがあることに気づきます。
これはなんでこういう形なんだろう? と疑問でしたが、苞が開く直前の状態を観察して謎が解けました。
GR IIIx, P mode, ISO200, 1/500sec, F5.6, +0.7EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(回転, トリミング, レベル補正)
不思議な形をしています。ここだけ見たらリボンのようで花じゃないみたいです。
苞が開く直前、4枚の苞の先端凹部が絡まって繋がっていて、それがほどけることでぱっと開く仕組みになっているようです。そのための形なんですね。
撮影をきっかけに観察が進み、また一つ知識が増えました。
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ハナミズキは秋にも紅葉や赤い実が楽しめる樹木です。
みなさんも注目してみてはいかがでしょうか。
それではまた!
(みにゅう)