「GR meet 47」香川会場レポートです! (みにゅう)

2023.08.02 BLOG

こんにちは、みにゅう です!
「GR meet 47」20回目は、香川会場でゲスト写真家に石川直樹さんをお迎えして4月22日に開催いたしました。そのレポートをお届けします。
(ちなみに、石川さんは先日公開された 【SENSE】 VOL.10 にもご登場いただいているので、よろしければ御覧くださいね)

当日の天候は快晴、気温は21℃ほどと撮影会に絶好の日和となりました。
会場は高松市の商店街アーケード中心部に位置する「丸亀町レッツホール・カルチャールーム」の4階カルチャールームです。
みにゅう は高松市を訪れるのは初めてで、本場の讃岐うどんとともに、開催を楽しみにしていました!

海から望む高松市。高松シンボルタワーが目立ちます。港があるっていいな。

日本一とも言われる連続したアーケード街は空から明るく光が差し込み、大きなドームはヨーロッパの建築を思わせます。

石川直樹さんは去年11月開催の「GR meet 47 北海道会場」にもゲスト写真家として参加いただいており、約5ヶ月ぶりの登場となります。
実は石川さん、この1週間前にヒマラヤ山脈のアンナプルナ峰に登頂しています! アンナプルナといえば世界10位の高峰でなんと標高8091m。当初の予定より滞在が延びたそうでいろいろ大変だったと思いますが、飄々と現れてしっかり講師役をつとめていただけるところはさすがです。登山の際に GR IIIx で撮影された、ほかほかのスナップ写真達を初披露していただくという機会にもなりました。

ゲスト写真家の石川直樹さん

今回ご参加いただいたのは約25名。半数が香川県であとは徳島県、岡山県、兵庫県など近県の方々。東京都、宮城県からいらした方もいらっしゃいました。男女比が半々くらいです。
GRの使用歴は10年以上から未使用までまんべんなく多様。GR III, GR IIIx, アクセサリー類の貸出しも多くの方にご利用いただきました。

▼ 石川直樹さんと撮影会
GRの基本操作、今日の撮影エリアの説明のあと、石川直樹さんとの撮影会に出発です。
撮影コースは明確には決めず、最初に北側の玉藻公園方面へ、その後は各自好きなように、というゆるい設定。石川さんと行動を共にするもよし、商店街にもどって撮り歩くのも良しです。

会場前で出発を待つひととき。
北に移動し玉藻公園(史跡 高松城跡)へ入ります。夏のようなくっきりとした日差し。

港に接しているのでお堀に取り入れているのは海水。泳いでいる魚は鯉(コイ)ではなく鯛(タイ)!
公園内には木々が多く、新緑の季節。石垣や生け垣も撮影ポイント。

満開のツツジが撮影を誘います。看板に書いてある「躑躅(つつじ)」が読めませんでした...。
歴史ある御殿「披雲閣」では着物姿のご婦人たちが集っておられました。窓越しにGRを構える石川さん。

玉藻公園の旭門から出る頃には集団もばらけ、みにゅう も個人行動へ。
高松港を見た後、市街地へ戻ってライオン通り商店街を歩き、お昼時になったので楽しみにしていた讃岐うどんを食べました。旨かった!

▼講評会
会場に戻り休憩時間中にひとり3点の写真を選定・提出していただき、それらを順次投影しながら石川直樹さんに講評していただきます。
3枚が投影されると石川さんは「何を意図していましたか、この3枚を選んだ理由は?」などと撮影者の気持ちを聞き取りながら、言葉を選んでゆっくりとコメントしていきます。
「写真がこなれていますね。GRを使いこんでいる方ですね?」
「ノーファインダーで撮る偶然性、不安定さが面白い」
「面白いものを見つける目を持ってますね、もっと作品が見たいです」
「独特の世界観を感じます、この調子で自分の世界を作ってください」
などなど。
撮影者の視点に寄り添って素直に感心して語りかける様子が印象的でした。

講評が進んでいくと、二十数人もの作品でありながら内容にほとんどかぶりがないことに感心されていました。
被写体は街のスナップあり、人物あり、植物マクロあり…、また撮影の手法もさまざまなイメージコントロールが使われ、白黒あり、ネガフィルム調あり、多重露光を駆使する方も。石川さんはほとんどエフェクトを使わないので、「ブリーチバイパス」の色合いの独特さに新鮮味を感じ、「多重露光」に「GRでこんなことできるんだ、いいね!」と驚かれていました。
GRはコンパクトでありながらいろんな機能があって「遊べる」ところがいい、どんどん楽しんで使ってみてほしい、そこから自分の世界を構築して行ってほしい、とおっしゃっていました。

撮影者と言葉を交わしながら、丁寧にコメントする石川さん

 

講評会での参加者の写真をいくつかご紹介します。

 
 
▼石川直樹さんスライド&トーク
休憩の後は、石川直樹さんによるスライド&トークです。
最初に、石川さんが代表を務めている写真学校「フォトアーキペラゴせとうち」について紹介がありました。写真を通じて、四国・中国地方と長く関わりを持って活動されています。

さて、石川さんは先週までネパールの山岳地帯へ遠征されていたので、その行程中 GR IIIx で撮影された、まだ整理も進んでいない沢山の写真を「撮って出し」の状態で紹介してくれました。
首都カトマンズの街並からスタートし、西へと移動してゆく途中の風景、店やホテルやレストランの様子、人々の姿など。
そして標高が上がり、登山者のみが訪れるような岩場と雪と氷の世界に至ります。空は深く青く、そして白く輝くヒマラヤの峰々の神々しいこと! 普段の我々には想像もつかないような光景が広がり、うひょーすげぇーと感嘆の声が出てしまいます。これらの写真を石川さんの解説で最初に見られたのはなんという贅沢!

圧倒されるヒマラヤ山脈の姿。GR IIIxで撮影してきたばかりのホットな写真

写真を解説するなかで、石川直樹さんの写真家としてのこだわりを感じられる発言もあちこちで聞かれました。
「本格的な登山アタックの段階になるとフィルムカメラで撮影する。今どき(デジタルが便利なので)そんな面倒なことをする人は稀だが、そこが自分の存在価値だと思っている」
「写真を始めた頃、師匠から『横構図で撮れ』と言われてそれを守っていた。横構図は周辺の意図しないものも写り込んでいたりするところが良い。縦構図は意図的に狙いすぎている気がして面白みがない」
「でも最近はSNS投稿のためにデジタルカメラも使い始めて、その際はあえて縦位置で撮るようにしている」
「スナップ撮影にコンパクトデジタルカメラは便利で複数機種を使っているが、GRはスピード感をもって撮影でき、撮った『手応え』がある。撮る喜びが感じられるのがいい」

▼世界の中のGR
スライド&トークの後、今回は特別企画としてGRの海外営業を担当する あつみ から「世界の中のGR」というプレゼンテーションがありました。
ヨーロッパ、中国、台湾、アメリカでもGRが盛り上がってるよ!という嬉しい内容でした。

世界の各地でも盛り上がっている GR

 
▼懇親会
イベントの最後は懇親会です!
石川直樹さんの乾杯で始まり、みなさんGR談義に花を咲かせてしました。
石川さんは「登山中は食欲がなくなるので、今は何食べても美味しい」とのことでした。お疲れのところ、ありがとうございます!

石川さんの乾杯で始まった懇親会の様子

参加されたみなさんで恒例の記念写真

みんなのGR、集合!

 
最後に、石川直樹さんからのコメントと作品を紹介します。

 
石川直樹さんより:

ネパールから帰国して、すぐに高松に来ました。アンナプルナという山に登っていて、その遠征があまりにも大変で、まだふらふらしています。快晴の高松散歩は、よいリハビリになりました。みなさんの写真はGRをそれぞれ存分に使いこなしており、似ているものが少なくて、参加者の数だけ新しい高松を見せてもらった気がします。またどこかでお会いしましょう!
  

 
 

参加者の皆さん、石川直樹さん、参加いただき本当にありがとうございました!
香川県はなかなか来る機会のない土地ですが、とても良いところで忘れられない1日になりました。
GR meet 47 はまだまだ続きます!



★Speciak Thanks
丸亀町レッツホール・カルチャールーム

★これまでの「GR meet 47」
・GR meet 47関連一覧
 https://www.grblog.jp/article/?tag-name=47

(みにゅう)




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