あらいたです。
東京近郊は本格的な夏を迎え、うだるような暑さの日々が続いています。
夏場の強い日射しの下で撮るスナップは、画面内の輝度差が大きい(=コントラストの高い)画像になりがち。
こういう場面では、主題をシルエットで表現する写真を狙うのも面白いものです
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GR IIIx, P mode, 1/1000s, F9.0, ISO200, Vivid
シルエット写真については、過去にこの記事で取り上げました。
明るい背景を利用して、人物を影絵のように描写するテクニックです。
撮影時の露出設定については、僕の場合は適宜露出補正で対応していますが、[測光モード]で[ハイライト重点]を選択する方が簡単かもしれません。
さらに再生時にイメージコントロールで、ビビッド or ポジフィルム調を選択し、[コントラスト(暗部)]をマイナス側に、[明瞭度]をプラス側でRAW現像することが多いかな。
こうすることで、被写体のディテールが黒く潰れ、シルエット部分の輪郭がよりくっきり見えるようになります。
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GR IIIx, P mode, 1/2000s, F5.6, ISO800, Positive Film
シルエット写真は、テーマがシンプルだけにフレーミングにはこだわりたいもの。
幾何学パターンのような背景を選んだり、ビビッドな色使いをアクセントに用いたりすれば表現のバリエーションが増えますね。
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GR IIIx, P mode, 1/25s, F2.8, ISO200, Vivid
今回の写真は、どれも同じ撮影場所を何度か訪れて、シャッターチャンスを待って撮ったものばかりです。
我ながら、好きじゃなきゃ出来ませんねえ。
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GR IIIx, Av mode, 1/2000s, F8.0, ISO1600, Vivid
これからの時期、ストリート写真愛好家には暑さがこたえるシーズンです。
同志のみなさまも屋外撮影の合い間には、こまめな休憩と水分補給を忘れずに!
(あらいた)