こんにちは、きょーちゃんです。
日本の関東地区も少しずつ秋が深まってきて、肌寒い日が増えてきました。
最初に、いくつかGR関連のイベントのご紹介など。
12月5日(水)にスタートする写真を観る、着る「GR T-snaps展」、ただいま絶賛準備中です。
つい先日、展示作品のプリント作業をおこないました。一枚プリントされるごとに「おおー、かっこいい!」「これ欲しい!」と、私たちも大喜び。
Tシャツは期間中、その場でプリントして販売もするので、お楽しみに!
詳細はこちらの記事をご覧ください。
そして、GR T-snaps展のスピンオフ企画として、「GRSP! Tシャツプリントワークショップ」を実施します。さっそく募集も開始しています。このワークショップは、参加者の皆さんがご自分の作品をTシャツにプリントすることができる、ワークショップです。10名限定なので、興味があれば早く申し込んだほうがいいかも。
詳細はこちらです。
さてさて、告知の後はスナップ写真の話など。
先日久しぶりに、写真展に行ってきました。
都内の百貨店で行われていた、スナップ写真の神様 木村伊兵衛氏のパリのスナップ。
人の撮影した素敵なスナップ写真を眺めていると、
・構図の外側にある風景、
・撮影した瞬間のその前後の時間軸の光景
・撮影者の心の動き
などなど、作品の外にあるものへの想像が膨らんでゆきます。
その写真展の展示テーマは1950年代パリで木村伊兵衛氏により撮影されたカラーのストリートスナップが中心で、ようやく出始めたカラーフィルムが使われており、当時のISO感度(昔はASAと呼ばれていましたね)10!とのこと。
木村伊兵衛氏は好んでライカと明るい50㎜レンズを組み合わせて撮影されていましたが、夕暮れや、夜の街、屋内など、当時のフィルム感度だとかなり厳しい環境が多い中、フィルムの感度を意識させない縦横無尽な撮影でパリの風景、人々を切り取られていました。
写真をあらためて見ると、日中でも足早に歩く人は被写体ブレしていて、たしかに遅いSSで撮影されているのがわかります。
今デジタルカメラに機材が変わり、僕たちは、こと感度に関して大きなアドバンテージを手に入れています。
先達の達人の写真を見ると、狙った構図や人々を、撮影の瞬間しっかり保持して撮影されており、あらためて、自分の撮影スタイルを考えるきっかけになりました。
さて、新しく開発発表のされたGR III、センサーも更新され、手振れ補正も備えており、どれくらいストリートスナップに強いかとても楽しみです。
GR IIでの夜間スナップ。
僕の場合は、自分も歩きながら、雑踏を歩く人や、街角の人々を眺めつつ撮影チャンスのアンテナを敏感にして、数秒後の風景を常に想像しながら撮影に備えています。
狙った時間軸で、人の動き、構図、人の表情がかみ合ったとき、とても嬉しいです。
GR IIIで、さらなる撮影領域の拡大で実現したら、またちがった光景を切り取ることもできるのかな。
ではまた。
写真はすべてGR IIにて撮影
(きょーちゃん)