こんにちは! 虫好きの みにゅう です。
クモ、ガ、おしゃれな虫、と小さな生き物たちをマクロ写真で紹介してきましたが、今回は「イモムシ」です。一段とマニアック度の深い方へとお誘いしますね(笑)
苦手な方には、すみません!
GR III, P mode, ISO800, 1/400sec, F5.0, -0.3EV, WB:Auto, クロップ35mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
スズメガまたはホウジャクの仲間の幼虫。
お尻から突起がアンテナみたいにピン、と伸びていてカッコいいでしょ!
電波を受信するため? いやいや何のためについているのか謎ですが、尻尾(正確には尾角:びかく)があるのはスズメガ科の幼虫に共通する特徴で、見分けるときの目印になります。尾角の色・形もいろいろあるんですよ。
GR IIIx, P mode, ISO800, 1/200sec, F3.5, 0.0EV, WB:Auto, クロップ71mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
アカボシゴマダラの幼虫。
鹿のような、枝分かれした立派な角を頭に生やしています。よく見ると口元に鮮やかな水色も見えますね。
怪獣みたい、それとも 可愛い?
近年、南方から関東に進出してきた外来種だそうです。
GR IIIx, P mode, ISO100, 1/50sec, F4.5, -0.7EV, WB:Auto, クロップ71mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
前回の記事にも登場した、ジャコウアゲハの幼虫。
黒・白・赤にオレンジ。ポップな色合いで、キャンディみたいだなと思いました。
上が頭で、オレンジ色の突起物は「肉角:にくかく」というもの。アゲハチョウの仲間の幼虫が持っていて、刺激を受けた時に飛び出します。写真を撮ろうと葉を持ち上げたので怒っちゃったみたい。ごめんごめん。
GR III, P mode, ISO400, 1/100sec, F2.8, +0.3EV, WB:Auto, Vivid, クロップ35mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
マイマイガの幼虫。
イモムシというよりは毛虫ですね。時々大量発生して嫌われます。これは僕でも生理的に近寄るのがはばかられます(毒はありません)。
でもこの色彩の鮮やかさと模様を見てください。整然と並んだ青と赤茶の丸パターンと縦に貫く黄色のライン。自然の造形物としての神秘を感じます。
色を見てほしくて、イメージコントロール「ビビッド(Vivid)」で撮りました。
GR III, P mode, ISO400, 1/80sec, F4.5, +1.7EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
シャチホコガの若い幼虫。
黒光りする頭と体、背中のトゲトゲ。なんと4本の長い腕(胸脚)を持っています!
これ絶対宇宙から侵略しに来た「エイリアン」だろうって思いましたよ。でも調べたらイモムシでした。地球の危機は避けられた!(笑)
GR IIIx, P mode, ISO400, 1/400sec, F5.0, -0.3EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
最後は、オオミズアオの幼虫。大きさは小指ほど。
両手を合わせて祈っているようなポーズが何かを訴えてきます。
蛍光を発しているような鮮やかな緑の体色。これがモミジの若葉によく溶け込んで見つけにくいのですが、自宅の庭木にいるのを発見したときにはびっくりしました。
成虫は薄水色の翅が美しい大きなガですが、幼虫も魅力的です。
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イモムシと一口に言っても、さまざまな姿形のものがいることを見ていただけたかと思います。大自然は多様な生命を生み出し、身近なところでそれらを再発見するのが楽しい。GR はそれらをしっかりと写し撮ってくれます。マクロ機能ありがとう!
みなさんもぜひマクロ撮影を楽しんでみてください。
それではまた!
(みにゅう)