あらいたです。
街を歩いていると、思わず足を止めてカメラを向けたくなる壁に出会うことがあります。
見られることを前提としてデザインされたウォールアートの類はもちろんですが、ごく普通の建物の壁面だって切り取り方次第では立派な被写体に変身するものです。
GR IIIx, Sn mode 1.5m, 1/30, F16, ISO1000, Vivid
何の変哲もない商業ビルの外壁ですが、無彩色の背景に映える看板のオレンジ色と窓越しの消火器が印象的でした。
スクエアフォーマットで抽象絵画風に切り取ってみました。
GR III, P mode, 1/160, F8.0, ISO200, EV-2.0, Positive Film
冬の午後、高架下の壁を斜めに照らす光を捉えたもの。
SNSなどでよく目にする印象の構図ではありますが、こんな絵になる光線を前に素通りはできませんよね。
人物が通りかかるタイミングを待ってGR IIIでスナップ。
ハイライト部が適正露出になるようにマイナス補正をかけて撮影、さらにカメラ内RAW現像でコントラストを調整し、シャドー部の黒を引き締めて仕上げています。
GR III, P mode, 1/125s, F8.0, ISO1600 , Negative Film, Snap 1m
こちらは、壁そのものよりは、壁の向こうの光景に着目したスナップショットです。
銀座四丁目交差点の近く、地下鉄の出入口を囲うガラスの壁には、Gの文字をかたどった装飾が施されています。
このガラスにぐいっと近づき、ピント位置を1m固定で撮影しました。
壁の模様が前ボケとなり、写真に幻想的な雰囲気が付加されていると思います。
以上、僕がGRを壁に向けて撮った写真の紹介でした。
長いこと写真を撮っていると、なかなかモチベーションが沸いてこない時期もありますよね。
そんな「壁」にぶつかった時は、いっそのこと気分転換に壁を撮ってみるのも良いかも...です。
(あらいた)