こんにちは、かつです。
4月初めに各地で桜の開花宣言がなされ、その一週間後には満開を迎えましたね。
ここ何年かでみると少し遅めの満開であったかと思います。
(個人的には、本来の時期というと印象もあります)
私の住む横浜エリアでも4月7日 日曜日には満開を迎えました。
しかし、春の天気はころころと変わります。
夜には曇り空、月曜日から火曜日にかけては強風と雨と相成りました。
火曜日の深夜には雨がやみ、星空が望めそうでしたので、都市部における夜桜と星の光跡写真を撮影してきました。その写真がこちらです。
GRIII マニュアル露出モード、F2.8、4秒露光、ISO 800、インターバル合成で約30分間(396枚)の撮影し、ホワイトバランス4700KでRAW現像しています。
撮影時、ローパスセレクタの設定を「強」にすることをお忘れなく!
自転車で15分程度のご近所にある公園です。
都市部には珍しく桜に街灯の光が当たらない公園でして、かなり暗い場所でした。
体感より僅かに明るめに撮影しています。
RAW現像によって、なんとか地面の芝生の緑と桜の薄ピンクの雰囲気がわかるようにできましたが、撮ったままのJPEGですと、どちらも影絵のように黒くつぶれていました。光跡写真のRAWデータが残せるのはとても助かります。
桜の花がちょっとスカスカですね。
満開の後、強風と雨に晒されて桜の花が散ってしまったのかと誤解を受けそうなのですが、ちょっと違います。
桜の木々や地面の様子が分かるように、露出をオーバーにして撮影した写真が以下です。
GRIII マニュアル露出モード、F2.8、8秒露光、ISO 3200、ホワイトバランス太陽光で撮影しています。
3段明るく撮ってやっと桜の様子がちゃんと判るようになりました。
ちゃんと満開らしい花が沢山ついていますね。でも空は昼間のようになってしまいましたが……
さて、なぜインターバル合成だと桜の花が減ってしまったのか。それは、空が桜の花よりも明るかったためです。
強風に桜の木が揺らされている中で、多数の比較明合成が行われますので、動いた桜の花は空の明るさに消されてしまっていました。
もっと夜空が暗い地域で撮影すれば、また違った結果になっていたと思います。
また4月7日深夜は新月の夜でした。
横浜のような都市部の場合、満月の光より街が上空に放つ光の方が強いので撮影結果に大きな差がでませんが、
夜空が暗い地域で強めの月明りがあれば、光跡も桜も地上の様子もきれいな色味で撮影できたと思います。
標高が高い地域では、ちょうど桜が見ごろの地域もあると思います。
月も満月を過ぎたころ合いです。ぎりぎり間に合うかもしれないもっと良い夜桜と星の光跡写真にトライしてみてください。
いまいちな桜では申し訳ないので、最後に、4月7日昼間に下見をした様子を。
GRIII 絞り優先モード、F2.8、1/1250露光、ISO 100、ホワイトバランス太陽光
こちらは、自転車にピントをあわせていますが、満開の桜と青空、花見の人々が賑わうようすをお分かりいただけるとおもいます。
では。
(かつ)