こんにちは、朝倉です。
10月5日(土)から10月27日(日)まで東京駅東側(八重洲・京橋・日本橋)で開催された屋外型国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」。今回はGRとのコラボ企画としていくつかご一緒させていただきました。
「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」については特設サイトに詳しく書いてあるので、ここではサラッと朝倉が実際にこの期間にエリアを歩いて・観て・体験して感じた「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」の魅力を少しお伝えできたらと思います。
日本国内での写真祭といえば、東川町国際写真フェスティバルや浅間国際写真フェスティバル、KYOTOGRAPHIEなど、いくつかありますが、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOの面白いところは、日本の歴史・経済・観光などあらゆることがらの中心である東京という場所で、その街そのものの魅力に触れながら、自然と写真を楽しめるというところにあるのかなと思っています。
ギャラリーや写真展会場という特別な場所に入って写真を鑑賞するだけでなく、普通に街を歩いていたら道沿いの壁面に作品が展示されていたり、いつも買い物をしている商業施設に作品が展示されていたり、フラッと入った飲食店に作品が展示されていたりと、写真に興味がある人もそうでない人も、知らず知らずのうちに写真に触れることができる。そういった魅力がT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOにはあると思います。
さて、その「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」とGRで、どういったコラボをさせてもらったかと言うと、
・地域連携展示でのGR作品展示
・「T3 PHOTOBOOK MARCHE 2024」へのGRブース出展
・「GR meet in T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」の開催
という、3つのことをさせていただきました。
それぞれ、簡単にレポートしていきたいと思います。
まず地域連携展示では、「人」を被写体とする二人の作家、淵上裕太さんと増田彩来さんにGRで撮り下ろしていただいた作品を、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO期間中、開催エリアの地域で根付いたお店と連携して展示していただきました。
全てを観て回ることはできませんでしたが、僕もいくつか観てきました。
ごはん屋さんや箒屋さん、和菓子屋さんに喫茶店などなど、八重洲・京橋・日本橋にあるさまざまなお店の店内にお二人の作品が展示されているのですが、その展示されている作品のすぐ横で、サラリーマンの方がとんかつ定食を食べていたり、常連のお客さんが和菓子を買っていたり、おば様方がお茶していたりと、そこで生活する人達の中に写真が溶け込んで、普段と変わらない時間が流れているのがとても新鮮で、素敵な光景でした。
開催エリアでは地域連携展示だけでなく、1974年にサンフランシスコMOMAで展示された「New Japanese Photograpy」展を新たなアプローチでよみがえらせた「New Japanese Photography in New Light」の作品展示や、工事現場に「写真」と「言葉」を紡ぐ「Tokyo Dialogue 2024の展示など、街中そこかしこに写真が展示されていて、歩いているだけで本当に楽しかったです。
「和洋料理 きむら」さん
「桃六」さんと「COFFEE LOTUS」さん
「AHRES」さんと「三陽山長 粋」さん
地域連携展示と一緒に観てきた「New Japanese Photography in New Light」の展示
東京駅からすぐのところにある東京ミッドタウンにも作品が展示されていました
GR SPACE TOKYOで開催した「森山大道展」のときには「三沢の犬」の向きが左でしたが、ここに展示されていたのは右向きでした
TODA BUILDINGの工事仮囲に展示された「Tokyo Dialogue 2024」
次に、10月5日(土)・6日(日)の二日間、京橋のTOKYO SQUARE GARDENで開催された「T3 PHOTOBOOK MARCHE 2024」にGRブースを出展させていただき、GRのタッチ&トライと一日レンタルの「ONE DAY RENTAL」を実施しました。
写真集を中心としたブックフェアということで、写真ファンの方がたくさん集まっていて、僕自身も合間を見つけて、各ブースを観て回りましたが、様々な魅力的な写真集が取り揃えてあって、もうワクワクが止まりませんでした。
GRブースに立ち寄ってくださった方も、GRをずっと使ってくださっている方はもちろん、以前から気になっていたけど触ったことがなくて…という方や、初めてGRというカメラを知ったという方もいらっしゃって、僕たちも貴重な体験をさせてもらいました。
お立ち寄りいただいた皆さん、ONE DAY RENTALをご利用いただいた皆さん、ありがとうございました。
T3 PHOTOBOOK MARCHEの様子
たくさんの方にお立ち寄りいただきました
そして、10月20日(日)には、地域連携展示で作品を出していただいた淵上裕太さんをゲストに「GR meet in T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」を開催しました。
当日は少し肌寒かったですが天気も良くて、撮影会では約30名の参加者の方とともに、京橋から日本橋、そして八重洲エリアをGR片手に歩いたのですが、新旧さまざまな街並みが同居しているこのエリアならではの景色を前に、参加者の方も撮影を楽しんでおられました。淵上さんは、やはり人をテーマに写真を撮ってらっしゃるだけあって、撮影会中も気になった方に積極的に声をかけて撮影されていて、そのアプローチの仕方や撮影方法がすごく印象に残っています。
会場に戻ってからも皆さんの作品の講評会や淵上さんのトーク、懇親会と丸一日盛りだくさんの内容でしたが、参加者の方からも「東京に住んでいるけれど、このエリアでじっくりと写真を撮ったことがなかったからすごく新鮮だった」「淵上さんとの撮影会がすごく勉強になった」「途中でT3の展示を観に行ってきたけど、とても素敵でした」などなど、喜びの声もたくさん聴けて、本当に良かったです。
会場の「オフィス東京」を出て、撮影会スタート
参加者の方をモデルに撮る淵上さん
皆さん池の鯉に夢中でした
阿波踊りのイベントで出演されていた方を撮影中の淵上さん。背景の建物がこのエリアらしい感じです
淵上さんのトーク
参加者全員で記念写真。懇親会の準備で一部のスタッフは一緒に写れず、、、残念!
GR meet 恒例の「みんなのGR」
当日の講評会作品の中から、いくつかご紹介します。
そして、淵上さんが当日撮影された作品もご覧ください。
今回の「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」コラボ企画で、たくさんの方とお会いすることができ、新たな発見がたくさんあったこと、とても嬉しく思います。
展示やGRブースにお越しいただいた皆さん、GR meetにご参加いただいた皆さん、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会の皆さん、あらためてありがとうございました。
そして、GRのSNS等でもご案内していますが、現在、GR SPACE TOKYOでは、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOの連動企画展示として、12月9日(月)まで、地域連携展示で作品を展示いただいた淵上裕太さんと増田彩来さんの作品を展示中です。地域連携展示での作品とは異なる作品をGR SPACEならではの空間の使い方で展示しています。
さらに、本日11月17日(日)には、お二人とT3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員の方をお招きしてトークイベントも開催予定です。また、トークイベント後は、お二人とも在廊くださるとのことですので、ぜひ皆さん、お立ち寄りください。
★写真展の詳細はコチラから
また、丸の内にあるエプサイトギャラリーでも同様に、11月27日(水)までT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOの特別展として、お二人の作品が展示中ですので、合わせてご覧ください。
以上、T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOとのコラボ企画のレポートでした。
それではまた。