こんにちは! みにゅうです。
僕が最近気になっている被写体、それが「排気ダクト」です。
ビルの側面などに沿うように設置されていることが多いアレですね。
視界に入って気になりだすと、見つけては写真を撮り、の繰り返しでコレクションが溜まっていきます。
それらはひとつひとつ個性があって実に面白い。お気に入りをいくつか紹介します。
GR III, P mode, ISO100, 1/80sec, F4.0, -1.0EV, WB:Auto, クロップ35mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
最初に魅力を感じたのがこれでした。
4本のダクトがたくましく、有機的にうねりながらつながっている。風雨を経た金属の質感。その存在感に圧倒されました。
この壁の向こうは中華料理屋さん。中ではゴゥゴゥと強火でチャーハンが炒められていたりするのかもしれません。
GR III, P mode, ISO200, 1/80sec, F2.8, -1.0EV, WB:Auto, レタッチ(回転、トリミング, レベル補正)
これは焼き鳥屋さんの表に設置してあった排気ダクト。
1台でん、と構えて頼もしさを感じる。形は機能を表現してもいますね。いい仕事しそう。
夕暮れ時、お店は開店前。夜になれば香ばしい匂いがあたりに漂うのでしょう。
GR III, P mode, ISO200, 1/125sec, F4.0, +1.0EV, WB:Auto, レタッチ(トリミング, レベル補正)
ビルの側面から唐突ににゅっと出て、大きなイモムシみたいにくっついているダクト。
あとから取ってつけたような印象があるけど、大事にされてるのかなぁ。
錆びの激しさが年季を感じさせ、裏方でがんばってます、的な風情。
GR III, P mode, ISO200, 1/400sec, F2.8, WB:Auto, レタッチ(トリミング, レベル補正)
最後の1枚は、壁面を這い回る迷路みたいなダクト。なんかもう、芸術。
どこから入ってどこに出るの? 全部つながって1本かと思ったがよく見るとそうじゃない。
排気ダクトは、それぞれの場所や求められる機能によってひとつひとつ違う設計になっているようで、作った人の力量とか工夫が現れていると思う。
この一品は苦労したのか、楽しんで作ったのか … 。そんなことまで考えてしまいます。
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いかがでしたでしょうか。
今回の写真で気を使っていたことは、ダクトの金属の質感表現。通常撮影時はコントラストを若干弱めの設定にしているので、撮影後のレタッチでコントラストを強めて調子を整えています。
気になる被写体を見つける。
何に「気づく」かは人それぞれですが、日常でふと目に入ったものを気軽にスナップできる GR なら、撮れるもののバリエーションは広いです。
撮って・見る ことの繰り返しで、新たな発見があり面白さが深まります。
みなさんも自分の感覚で「気になるもの」を見つけて、たくさん撮ってみてください。
それではまた!
(みにゅう)