CP+や、GR LIVE!大阪でみなさんにお披露目した新型GR。
今週末より、いよいよ世界の多くの地域で出荷が始まります。
この商品の企画担当である、あらいたはもちろん、我々ブログライター達は、一足先にGR IIIを使って撮り歩いています。
今後、不定期にそれぞれのライターの感じた、GR IIIの特徴や使いこなしのポイントなどをお伝えしていきますね。
さて、今回は第一回目。
まずは、初期状態での画質に関しての紹介です。
以下、すべてプログラムAE(プログラムシフトさせたものはあります)、
イメージコントロールは初期設定の「スタンダード」で撮影したものです。
プログラムAE, 1/200 F3.5 ISO200
フレッシュなりんごのみずみずしさまで描写してくれます。被写体に忠実で素直な色再現はこれまでのGR通り。
プログラムAE, 1/125 F2.8 ISO100
まっすぐに伸びる竹を、まっすぐに写すGRレンズ。背景のタイルの格子模様にも注目です。
新設計のレンズによる描写はとても素直。
レンズの描写性能を表現する際に、しばしば使われる言い回しで、”抜けのよさ”というのがありますが、まさにこういうことだと思います。
光学設計を一から見直し、先代までのGRシリーズと同様、ディストーションや色収差を極めて低く抑えながらも、構成枚数を減らせたことによる効果でしょう。
今後は、強い光源を入れた撮影など、もうちょっと意地悪な被写体にもトライしてみたいと思います。
プログラムAE, 1/50 F2.8 ISO200, 露出補正+1.3, 50mmクロップ.
マクロ域での撮影です。大胆にプラス補正して撮影。前ボケも美しいですね。
プログラムAE, 1/125 F2.8 ISO200
ショーウインドーの映り込みにフォーカスをあわせるため、Snapの5mを使用。
画質設計の担当者も、このレンズとやはり新搭載となるセンサーの実力を最大限に引き出す画作りを用意してくれました。
...と言っても、カリカリにエッジの立った画作りでは決してありません。
線が細く、とても繊細で上品な仕上がり。
みなさんも、GR IIIを手に入れたら、まずは、初期状態でのjpeg取って出し画像をたのしんでみてください。
プログラムAE, 1/250 F4.0 ISO200
多摩川土手に咲く早咲きの桜。春が待ち遠しい。
GR IIIでは、カメラの画質を決める3大要素とも言える、レンズ、センサー、画像処理エンジンをまるっと変更しました。
で、これが思っていた以上に大変なプロジェクトになってしまった。
正直な話、ここまでやらなければもう少し早く出せていたかも....。
でも、描写性能はGRの生命線。
ちいさなカメラだからって、妥協はありません。
ぼくたちのかんがえたさいきょうのGR。
もうすぐお届けいたします。
(あらいた)