GR IIIレビュー イメージコントロール (えみ)

2019.04.09 BLOG

こんにちは、えみです。

桜前線が日本列島を横断し、桜の便りが各地から聞かれるようになりました。
春爛漫、GR IIIも大活躍しているのではと思います。

GR IIIの機能紹介、今回はイメージコントロールを取り上げます。


イメージコントロールのエフェクト設定は、以下の通りです。

 ・スタンダート
 ・ビビッド
 ・モノトーン
 ・ソフトモノトーン
 ・ハードモノトーン
 ・ハイコントラスト白黒
 ・ポジフィルム調
 ・ブリーチバイパス
 ・レトロ
 ・HDR調
 ・カスタム1・2

GR IIのエフェクト設定から比べると大分絞り込まれていますが、大きく違う点があります。
それは、個々のエフェクトの設定調整がより細やかにできるようになったこと。

GR IIでは選択するエフェクトによって調整可能な項目が3-4個固定でした。
しかし、GR IIIはモノクロ系とカラー系で異なりますが、以下の項目の調整が可能です。

 ・彩度
 ・色相
 ・キー
 ・コントラスト
 ・コントラスト(明部)
 ・コントラスト(暗部)
 ・シャープネス
 ・シェーディング
 ・明瞭度

これらの項目が±4(全8段階)で調整可能です。
モノクロ系はきょーちゃんが詳しく紹介してくれているので、そちらの記事もぜひ参考にしてください。


撮影時に設定して撮ることができますが、RAWもしくはRAW+で撮っておいて、現像時に後から調整するほうが、いろいろ試せて楽だと思います。
私も最近はもっぱらRAW+で撮影しています!

現像時は、

 ・JPEG記録サイズ
 ・アスペクト比(3:2か1:1)
 ・色空間
 ・ホワイトバランス
 ・イメージコントロール
 ・周辺光量補正
 ・増減感
 ・高感度ノイズ軽減
 ・シャドー補正

が調整可能です。

画像設定からドリルダウンしていった設定画面は、このような感じ。

それぞれの項目で+4/-4に設定した場合にどの程度画が変わるのか、以下にリストを作りましたので参考にしてみてください。

元画像(RAW+) Avモード F4.0、1/250、EV+0.3、スタンダード

(左)彩度 +4 / (右)彩度 -4

(左)色相 +4 /(右) 色相 -4

(左)キー +4 /(右)キー -4

(左)コントラスト +4 /(右)コントラスト -4

(左)コントラスト(明部) +4 /(右)コントラスト(明部) -4

(左)コントラスト(暗部) +4 /(右)コントラスト(暗部) -4

(左)シャープネス +4 /(右)シャープネス -4

(左)シェーディング +4 /(右)シェーディング -4

(左)明瞭度 +4 /(右)明瞭度 -4

これらの調整項目を個々に調整して、好みの画を作ることが可能です。
調整値は被写体によりますが、今回の色とりどりの被写体だと、個人的には彩度と明瞭度をコントロールした画が好みでした。
GR IIIを手にされたら、ぜひお試しください。

さて、GR IIIをさっそく使い込んでくださっているみなさんのお声をネットで見ていて、旧機種からのモードダイヤルの変更について話題になっていたので、モードダイヤルのUモード(ユーザーモード)について、ちょっとご紹介させていただきます。

購入してすぐ、ユーザーが何も設定していないときのユーザーモード(U1~U3)は、今までのモデルのGRの緑のカメラマークを選んだ時と同じ設定になります。
「難しい設定はよくわからないけど、気軽にシャッターボタンを押すだけで撮影したい」という方に便利です。
何が違うかというと、緑のカメラマークモードでは、変更できることを意図的に制限していたのですが、Uモードではその制限がないと考えてもらえればいいと思います。
Uモードにしたあとに色々な設定変更を試せますが、もし戻し方が分からなくなった時は、他のダイヤル位置にずらしてから元のUモードにすると、“諸設定が一括してもとに戻る”ので、思い切って色々お試しすることもできます。
また、今回モードダイヤルから省略されたTAvも、MモードでISO AUTOにした状態をユーザーモードに登録しておくと、ダイヤルからTAvモードを呼び出すのと近い感覚で操作ができると思います。

ぜひ、GR IIIでの撮影を楽しんでくださいね!

(えみ)

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