こんにちは。きょーちゃんです。
日本の5月は清々しい季節。新緑と抜けるような青空で透明感を感じる季節ですね。
今回も僕は白黒ストリートスナップ中心ですが
みにゅうさんにつづいて…夜の撮影(ストリートスナップ編)をテーマに
僕のセッティング例などなどご紹介したいと思います。
GR IIIではこれまで通りの操作性に加えて、手振れ補正、高感度耐性の組み合わせで、
僕にとって、これまで諦めていた環境、諦めていた被写体に対して踏み込むことができている気がしています。
僕の夜間ストリートスナップセッティング
早速ですが、僕がモードダイアルU1に登録している、夜間モノクロスナップのセッティングを紹介します。
"イメージコントロール"
BW(モノトーン)
コントラスト+1
明部コントラスト-1
暗部コントラスト+2
調色パープル
フィルター効果なし
シェーディング調整なし
暗い環境下が多いので、暗部は少し持ち上げています。
また、シェーディング調整は調整なしとし、静止画設定にある周辺光量補正をオフにして本来のGRレンズのシェーディング(周辺減光)を生かしています。
"露出とAF関連"
GR IIIの設定の妙というか肝です。
モードAV 絞り2.8
★ISOAUTO 上限10000 低速限界SS 1/320
手振れ補正有効
★AF オートエリア
FPS(フルプレススナップ)有効 距離2m
ほぼこの設定で、あとはGR IIIを信頼して、構図とタイミングに集中します。
高感度での画質をどこまで良しとするかは本当に使い手次第なのですが、
僕は今回のGR IIIでは、フィールドテストを重ねる中で、
個人的には高ISOでのノイズの出具合も含めて、モノクロならISO10000まで許容できました。
SSは自分の撮影スタイルで、手振れ被写体ブレが抑えられる1/320に設定
上記設定では夜間や夕暮れでも、ISO10000まではSS1/320を維持してくれます。
それより暗いと、SSが下がっていき、露出を維持します。
ISO上限や低速限界SSは個々の撮影スタイルの中で変更してみてくださいね。
この二つの設定を追い込むと結構撮影に集中できるようになりました。ぜひお試しを。
上記設定が決まったところで、あとは
GR IIIで広がったオートAFの範囲と精度にゆだねてノーファインダで撮影します。
モードAv F2.8 ISO10000 SS1/250 露出補正0 BW(モノトーン)
夜の立ち飲み屋の並ぶ往来。
自分も歩きながら周辺の構図、前から来る人、後ろから近づく自転車の音から数秒先のシャッタータイミングをイメージしてレリーズします。
ほの暗い古いアーケードの下でもママ自転車のフレームインを捉えられました。
もう一つは手振れ補正を活用した作例など
ここまでの撮影設定は、市販の銀塩フィルムでは実現しえなかった高感度耐性で、撮影チャンスをモノにするパターンですが、
手振れ補正を活用して、動きのあるストリートスナップも三脚なしで。
1枚目:渋谷スクランブル ISO100 SS1/3 F5.6
2枚目:東京駅 ISO200 SS1/2 F11.0
こんな撮影も。
渋谷のスクランブル交差点と東京駅のドーム。
設定はSSを1/2~1/3S程度にしています。
三脚で撮影するようなこんな撮影も手持ちで撮影できるのは、そのタイミングの人の流れや構図変更を三脚に制約されないで撮影できること。ちょうどよい被写体ブレの設定までは僕はまだまだ経験が必要みたいです。
モードAv F2.8 ISO10000 SS1/250 露出補正0 BW(モノトーン)
モードAv F2.8 ISO6400 SS1/250 露出補正0 BW(モノトーン)
銀座の天使は今はお留守のようです。
いろいろGR IIIの設定を変えてみて、限界を探るのもこのカメラが自分に馴染んでくるプロセスで楽しいです。
ぜひ夜の散歩やそぞろ歩きにも、GR IIIを連れて行って夜間スナップにもチャレンジしてみてくださいね。
(きょーちゃん)