8月29日、日本カメラ社より「リコー GR III WORLD」が発売になりました。
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巻頭の「GR Photo Gallery」では、中藤毅彦さん、オカダキサラさん、佐藤岳彦さん、宇佐見 健さん、なぎら健壱さん、善本喜一郎さんの作品を見ることができます。
どの写真もスナップ撮影というカテゴリーになると思うのですが、被写体との向き合い方、フレーミングやカメラ設定など、表現方法は様々。
GR IIIのポテンシャルを存分に引き出していただいており、このカメラの企画・開発にかかわった一人としてとても嬉しく思います。
さらに、森山大道さんの作品には、撮影に立ち会われた中藤毅彦さんによる同行記も。なんと豪華な組み合わせ!これは必読です。
カメラの機能やアクセサリーの紹介記事も、充実しています。
個人的に興味深かったのは、「GR III vs GR II 画質対決」の記事。
やはり、最新機種のGR IIIが画質面でも有利ですが、GR IIもなかなか健闘しているぞ。
GR IIIとサードパーティー製のケースやストラップをコーディネートした「GR IIIカスタム」の特集は、写真がとっても美しくて全部欲しくなってしまいます。
その他、GRの歴史や、工場探訪記など見どころは盛りだくさん。
僕も開発陣インタビューでちょっとだけ登場しています。興味あれば読んでください。
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さて、GR officialとして、これに触れない訳にはいきません。
同誌には、7月末でリコーを退職された野口智弘さんによる寄稿文、「GR・本質の周辺」が掲載されています。
モノづくり、マーケティングに対する姿勢、組織やリーダーシップのありかた、GR Concept Movieに掛けた思い...。
GRの商品企画からコミュニケーションまで、すべてに関わられてきた野口さんが、長年大切に育ててきた「GRブランド」の理念や価値観、信条などを "GRユーザーへ最後の贈る言葉"という形で解説したものです。
ここで語られている言葉のひとつひとつを、我々ブログライターもしっかり心に刻んで記事執筆やイベントなど、ファンのみなさんとGRを盛り上げる活動につなげていきたいと思います。
それが、お世話になった先輩への恩返しにもなるはず。
寂しい気持ちには、ぎゅっと蓋をして、僕らも前に進みます。
GR III, P mode, 1/1000s, F5.6, ISO100
(あらいた)