GR III でがっつり虫マクロ (みにゅう)

2019.10.15 BLOG

こんにちは、みにゅう です。
夏から秋へ向かうこの頃。涼しくなりましたね。

夏は昆虫を撮ろう!」という記事を書いたのは去年。
そしてこの夏を経て、たくさんの昆虫を GR III でマクロ撮影したので、それらを紹介していきたいと思います。(虫が苦手な方、ごめんなさい!)

今回意識したのは、拡大倍率を上げていったときにどこまできれいに写るのか? ということ。
GR III になってマクロ性能が強化されたと聞くと、限界がどこか確かめてみたくなりますよね? ということで、光学的な最大倍率で撮影した上で、部分をトリミングしても高精細な画像が得られるところを見てほしいです。

まずはカマキリを。大好きな昆虫です。
夏が終わる頃になると体が大きくなり、活動も活発になります。家の壁を登っているのを見つけたので、さっそく近づいて撮影。

GR III, Pモード, ISO800, 1/25sec, F6.3, マクロ, クロップ50mm

できるだけ大きく撮るために、フォーカス位置を「最短 6cm」に設定し、さらに「クロップ50mm」にしています。
(マクロモードにすると、すぐにフォーカスが最短位置 6cm に移動するので最短距離の目星がつけやすいです)(マクロ撮影のセッティング参考は こちら

クロップ 50mm では、記録サイズを L, M, S のいずれかにしアスペクト比 3:2 を指定していれば 3360 x 2240 画素の画像が記録されます。(アスペクト比が 1:1 なら 2240 x 2240 画素)
すでに全身を収めきれないくらいの倍率で撮影できていますが、顔の部分をトリミングしてさらに拡大してみます。もとの画素数が多いので拡大しても画質の劣化が少ないです。これで縦横約 1000 画素。

GR III, Pモード, ISO800, 1/25sec, F6.3, マクロ, クロップ50mm, トリミング

こちらを睨みつけた顔の細かい作りがわかります。
すごいですね。顕微鏡みたいですね。

同じように、トンボの顔を最大倍率で撮影してトリミングしたものは、こちら。
複眼が大きく顔を覆っていて、表面のつぶつぶがはっきり見えます。毛も生えています。

GR III, Pモード, ISO800, 1/200sec, F5.0, マクロ, クロップ50mm, トリミング

次はハエトリグモ。
小指の爪より小さいクモなのに、ぱっちりと丸いつぶらな瞳をしているのが発見です(かわいい!)。口まわりはヒゲモジャのおじいさんみたいですね。
個人的には、ハエトリグモの瞳がどれだけきれいに写るかをマクロ性能のバロメーターにしているところがあります。

GR III, Pモード, ISO800, 1/640sec, F5.6, EV+1.7, マクロ, トリミング

ある日、初めて見る、珍しい(かもしれない)虫に遭遇しました。
全身が楕円形で半透明の殻で覆われ、中央部は金色に光っているようにも見えます。体長 6mm くらい。
「イノコヅチカメノコハムシ」というそうです。精巧な宝飾品のような造形ですね。

GR III, Pモード, ISO800, 1/250sec, F5.6, マクロ, クロップ50mm, トリミング

小さい小さい世界を見つめていると、肉眼を超えた新しい発見があって面白い!
虫の世界、まだまだ楽しめそうです。

* * * * * *

最後にもう一つ。
あらいた から紹介があったとおり、10月10日更新の機能拡張ファームウェア V1.30 で、

・ADJ モードの機能にクロップ、タッチAFを登録できるようになりました。
・Fn ボタンに、タッチAFを登録できるようになりました。

クロップもタッチAFも、マクロ撮影ではよく使う機能なので、ボタン設定の自由度が増えて自分好みにできるのはいいですね。ぜひ試してみてください。

それではまた!

(みにゅう)

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