こんにちは、みにゅう です。
人間社会は大変なことになっていますが、いつものように月日は回っていて、花が咲き、明るい日差しに若葉が輝く、気持ちのいい季節がやってきました。
今回は、夏、秋、に続いて 春の虫たち の話です。(苦手な方、ごめんなさい!)
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GR III, Pモード, ISO200, 1/200sec, F4.0, +0.3EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)若葉色をしたワカバグモ
毎日、在宅仕事の合間に子供も誘って自宅周辺を散歩するようにしています。
花や虫を観察する、というのはこれまでと変わらない日常行動ですが、せいぜい100mくらいに行動範囲は狭くなって、その分観察する密度が上がりました。
そして見慣れたつもりの場所でも「今年初めて〇〇ムシを見つけた!」など日々新鮮な発見があります。
先日朝の散歩で子供が見つけたのは、テントウムシの羽化中の姿。
「お父さん見て見て! 珍しいよ、写真撮って!」
僕の行動、読まれてますね(笑)GR III マクロの出番です。
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GR III, Pモード, ISO100, 1/125sec, F2.8, +0.7EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
羽化直後は前ばねも後ばねも明るい黄色をしているんですね。しばらくしてまた見に行ったらしっかり赤黒のナナホシ模様が浮かび上がっていました。
ちなみに、下の左はナナホシテントウ、右はテントウムシの幼虫です。幼虫からは成虫の姿が想像しづらいですね。
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GR III, Pモード, ISO400, 1/400sec, F5.0, +0.7EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング)
GR III, Pモード, ISO400, 1/250sec, F4.0, +0.7EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング)
珍しいといえば、最近発見したのがこれ。
公園の隅の地面に3mmくらいの穴がポコポコあいているんですが、じっと見てると穴の奥から何かが出たり入ったり、穴をピタッと塞ぐような形で何かがいる。
よく見えないのでGR IIIで撮影して拡大して初めて、これが虫の顔で、上を獲物が通るのを待ちぶせている「ハンミョウの幼虫」だと知りました。
この写真でもわかりづらいですが、ヘルメットをかぶったような顔をしています(左2匹は上下逆さまに見えている)
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GR III, Pモード, ISO400, 1/60sec, F5.6, -0.3EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング, レベル補正)
ある日地面を見ていたらブーンと飛んできたのがこの虫。触覚がトナカイみたいに立派。
日光を受けて体がキラキラと光沢をもって輝いています。なんて虫だろう?
「ヒゲブトハナムグリ」という種類でした。新しい虫の名前を調べてわかるのも楽しい。
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GR III, Pモード, ISO400, 1/320sec, F5.0, 0.0EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング)
秋には立派な姿を見せるカマキリも、春は誕生したばかりのちっちゃくてかわいい体。
ドウダンツツジの葉の上をちょこちょこピョンと動き回っているのを今年初めて見つけました。
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GR III, Pモード, ISO100, 1/5000sec, F2.8, -0.3EV, WB:Auto, クロップ50mm, レタッチ(トリミング)
まだ遭遇したことはないけど、カマキリの卵から一斉に幼虫が生まれてくるところをいつか撮影したい。というのが野望のひとつです。
春に現れる虫は基本的に小さいので、マクロ撮影が活躍します。
僕は「マクロモード + クロップ50mm」や「マニュアルフォーカス最短6cm + クロップ50mm」の使用頻度が多いですね。設定はこちらの 記事 も参考にしてみてください。
みなさんも身の回りを「マクロの目」で観察することで発見があるかもしれませんよ。
生活の中にも楽しみを。
それではまた!
(みにゅう)