こんにちは、あらいたです。
本日、「 GR III Street Edition Special Limited Kit」を発表いたしました。
このカメラについては、お伝えしたい内容がたくさんありますので、2回に分けてご紹介していきます。
今回は前編として、まずは、この特別モデルを商品化するに至った経緯やプロダクトデザインについてなどをお話します。
2019年3月のGR III発売以降、国内、海外、さまざまな地域のイベントに参加させてもらったり、ストリートフォトのコミュニティの方たちとお会いしたりと、ストリートを専門に撮影している人たちとご一緒する機会が増えました。
GRの思想を映像化したGR CONCEPT MOVIEでは、スナップを 「感性と瞬発力が求められる 写真の基本」 と定義しているのですが、ストリートフォトグラファーたちの、とりわけフットワークを駆使し、アグレッシブに“瞬発力”で撮影するスタイルは、僕にとって大きな刺激となりました。
GR III, Av mode, 1/400sec. , F7.1, ISO800. Snap Focus Distance 2m
そして2020年。
僕のホームタウンである東京は、至る所で工事が進み、街の様子が刻々と変化しています 。
銀座、新宿、渋谷、秋葉原。ほんの1-2か月訪れない間に、新たな商業施設がオープンし人の流れがガラッと変わっていた、という経験を何度も味わっています。
変わり続ける街の姿と、そこを往来する人々。
写真好きなら、誰でも一度はモチーフにしたいと思う被写体ではないでしょうか。
GR IIIは前機種と比べ、携帯性、速写性、画質のどの点を取っても飛躍的に向上しました。
これらの進化は、数ある写真ジャンルの中でも、特にストリートフォトグラフィーの分野でアドバンテージとなるものです。
ならば、これをテーマに GR IIIの特別モデルを仕立て、これをきっかけにストリート撮影の愉しさ、奥深さを再認識する仲間を増やして行こう。
その思いが、今回のGR III Street Edition商品化の原動力となりました。
GR III, M mode, 0.5sec., F9.0, ISO400
プロダクトの色やデザインは、都会のアスファルトの上で際立つストリートフォトグラファーの個性をイメージ。カメラ本体にはメタリックグレーの塗装を施し、アクセントカラーに山吹色を採用しています。
GR III, M mode, 1/100 sec., F2.8, ISO800
細かく塗料を散らす作業により、独特な風合いがうまれる特殊な塗装。滑らかでありながらカメラをホールドしやすい機能性も兼ね備えた特別仕様です。
GR III, M mode, 0.5sec., F9.0, ISO400
外部ミニファインダーと本革製のハンドストラップを同梱しています。カメラにあわせた色使いは、GR III Street Edition "Special Limited Kit"だけの特別仕様。
(これらのアクセサリーを付属しないGR III Street Edition本体のみのモデルも、2020年秋に発売予定しています)
GR III, M mode, 0.3sec., F8.0, ISO800
黒色リング(GN-1 BK)も付属しています。
控えめに撮影に臨みたい時には、こちらに付け替えての街歩きもおすすめですよ。
GR III, M mode, 1sec., F5.6, ISO800
電源オフ時には、ストリートをイメージした背景の終了画面が表示されます。
と、ここまでが前編です。
次回は、後編として、フルプレススナップ機能についてお伝えします。
※GR III Street Edition 製品ページも合わせてご覧ください。
(あらいた)